• 263月

    新日本無線のオーディオ用高級オペアンプ「MUSES 03」がリリースされるそうで。

    私もMUSES8820やMUSES8920は使っていますが、「MUSES 01&02」になるとかなり高価になるので使っていません。
    今回の03はそれまでの2回路ではなく、1回路ですからステレオで使うには少なくとも2つは必要になりますし、2回路用のソケットに差し替える場合は変換ソケットなりに2個装着する必要がある形です。

    気になるお値段は参考価格ながら1個4,500円だそうで、もう付録で遊んでみるようなお値段ではなさそうです。
    実際、用途としても高級オーディオ機器やプロオーディオ機器での採用のほうをメインに見込んでいるようですね。
    すでにESOTERICのGrandioso K1には採用されていますし。

    回路構成はMUSES 01に近いJ-FET入力ですが、回路全体が差動増幅回路になっていたり、入力段と出力段を別チップにしてオペアンプ内部でリード接続しているなど、オペアンプというよりもモジュールアンプといった感じです。
    特性もディスクリートでは実現できそうもないような数値になっていますが、最近の流れとしてはむしろディスクリートが見直されてきつつあるような気もして、それにどこまで対抗できるか、というのも気になります。
    オーディオ機器の場合、数値的なスペックだけでは語れない部分もありますし。

    ただオペアンプと言っても周辺回路でさらにその性能を活かすこともできるわけですし、動作電圧をどう設定するか、その電源の質など、拘れる部分はたくさんあるでしょう。
    価格的にMUSES 03採用だけを売りにしたようなものはあまり出てこないような気もします。
    あとは偽物が出回ったりしないと良いのですけどねぇ…。

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    Filed under: Audio
    2017/03/26 12:00 pm | MUSES 03 はコメントを受け付けていません

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