Accuphaseからモノラルパワーアンプ「A-200」の後継モデル「A-250」が4月下旬に発売予定だそうで。
A-200が2012年に出た時も100W/8Ωで型番の「200」との整合性がいまひとつだなぁと思いましたが、今回の250に至ってはもう出力とは関係ない、ただの型番と考えるしかなさそうです。
ちなみにスペックとしては純A級で800W/1Ωまでのリニアパワーを謳っています。
実際にはA-200のカタログ中のグラフからすると、181W/8Ωまでいけるようですが。
お値段は1,350,000円据え置きですが、去年あたりだったと思いますが実売での値引き率が減ってしまったので、今さらA-200を買うよりは良いかな、という程度でしょうか。
回路構成などはそう大きく変わっておらず、スペック上の違いはS/N比が127dB(A-200が126dB)と1dB向上した程度らしいです。
私が使っているA-45は115dBですから、元々、素晴らしいS/Nではありますが、スピーカーコネクタの距離を狭めたりという涙ぐましい努力をするというのもどうなのかなという気もします。
ここは推測ですけど、デジタルパワーメーターを使っているのもそうした特性向上を維持する目的という点もあるのかもしれないですね。
なお、以前もチラッと触れましたがAccuphaseでは技術者の若返りを図っているようで、今回のA-250もその方向で進んでいるようです。
わりと汎用の部品を使う傾向だったところも、特注のものを導入したりして、仕上がりの音傾向はだいぶ変わっているかもしれません。
ただ、これだけの物量投入をしながら、この価格で出しているのは企業努力の賜物だと思いますし、サポート体制もまだまだ他社と比べても素晴らしいものがありますから、その点についてはさすがの貫禄だなと感じます。
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