本屋さんで「数学的センスが身につく練習帳」という本を見つけました。
数学って嫌いな人が多いですが、そのうちの多くの方が、「覚える」
ことで数学を身に付けようとされてるからじゃないかと思うんです。
この本は、そうではなく、数学のセンス、つまり考え方、思考の仕方を
教えてくれていて、なかなか良い本だと思いました。
私の場合、父が数学好きで、楽しい数字遊びを色々と教えてくれた
記憶があります。
そんな中から次第に、難しい数字のマジックも、実は簡単なトリックで
成り立ってることを知った気がします。
本にも掲載されていた楽しい数字遊びをひとつ紹介しましょう。
まず、二つの異なる3桁の数字を自由に挙げてみてください。
ここでは、「245」と「849」にしましょう。
では、その数字の大きい方から小さい方を引いてみてください。
例では、849-245=604ですね。
次に、答えの数字3桁を大きい順、小さい順にした数字にします。
例だと、640と046=46ですね。
これの二つの数字を引き算します。
例だと、640-46=594です。
これを繰り返します。
例は、954-459=495です。
実はこうやって繰り返していくと、例と同じように必ず495になるんです。
どうです?別の数字でやってもそうなったでしょ?
4桁の場合はどうなるかも、良かったら試してみてください。
同じような現象が起こるはずです。
こんな数字遊びをしてると「なんでだろう?」って考えるようになるし、
そこにコツを見いだせるものです。
ぜひ数学を楽しんでもらいたい、そんな気になる一冊でした。
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4 Responses
3月 20th, 2007 at 10:09 AM
数学、嫌いじゃないんですよ。
でもでも、受験のときの詰め込み&暗記教育に流されてしまいました。
「こういう問題のときはこういう解法を暗記しとけ」みたいなノリが染み付いてて、大学で非常に苦労しました。
MacBSさんは良い環境で育ったんですね!
私も科学全般に関しては小さい頃から馴染める環境を
与えてもらっていたのですけど、それらを深く理解するための
数学的・物理学的センスは身につきませんでした。
いい歳になっていますが(笑)、本の少しでもセンスを身に付けたいと思っています。
3月 20th, 2007 at 5:08 PM
ほよよさん、コメントありがとうございます。
受験の時も数学だけは困ったことがなかったですね。
逆に凡ミスでの失点に悔しい思いをしたくらいです。
暗記ものも嫌いではないですが、暗記のみ!っていうのは
正直つらいですね。
化学や地理あたりが程良い暗記加減でしょうか。(笑)
実際、数学と合わせた3教科が得意分野でしたし。
数字好きになれたというのは、確かに環境が大きかったと
思います。
小さな頃は、数字積み木で、いつも遊んでましたし、
あと、レゴとかも親が好きで買ってくれましたしね。
センスって、結構いくつになっても身につくものだと
思います。
きっかけを与えてもらえるチャンスを見つけるのが早道ですね。
3月 20th, 2007 at 11:26 PM
今晩は、お邪魔致します。
御多分にもれず物理数学苦手なクチ/滝汗。
パズルとかは結構好きだし化け学の実験なんかは
大好きだった中高生時代なのですが/苦笑。
このエントリをみてでは早速実験!
手っ取り早い所で135と246でいいや!
246ー135=111………
………
………
どうしよう、大きな数字も小さな数字も無くなってしまった~~!!
やっぱり数学は鬼門の様です/滝汗x2。
こんなときの対処法もこの書籍には載っているのでしょうか?
3月 20th, 2007 at 11:42 PM
warabieさん、コメントありがとうございます。
そう!このパズル、例外があるんですよね!
それに気付くことも楽しさのひとつです。
「なんで、例外があるんだろう?」とか考えるのが
楽しいんですよ。
これぞ、数学の醍醐味ってやつです。(笑)
ちなみに本には、対処法は載ってなかったと思います。
ただ、どうして495になるのか?のヒントは書かれてます。
なお、例外になるのは最初の計算で全て同じ数字に
なる場合のみです。
ヒントは最初の計算は、実は意味がないんです。
実は3桁の数字を用意してるだけ、というのに気付くと
「なるほど!」と思えるかも!?