かなりいい加減な幕速調整をしたOM-2Nですが、やはり結果が
気になるので、ざざっと1本、試し撮りして現像に出してきました。
結果からいくと、かなり改善された感じです。
上の画像でいうと、上側が露出アンダーになりがちだったわけですが、
今回の結果では、ほぼそれがなくなってるように思います。
厳密には計測器、少なくともポジでの確認が必要なのでしょうが、
まぁ、実用に支障がない程度であれば十分です。
逆にやりすぎて、露出オーバーに転んだり、シャッターの機械部分に
負担を掛けてしまったりしても大変なので、このあたりが適切でしょう。
ちなみに、周辺減光の著しいCOSINAの20mmを開放で撮ると、
下のような感じに。
これは確かに上が暗くなってますね。(笑)
でも、どちらかというとレンズ側の責任のほうが大きいでしょう。
同じ20mmでも少し絞ってシャッタースピードも下がれば、もちろん
全く問題なくなります。
とりあえず素人修理はこんなところにしておきます。
ちなみに、近所の良く行くカメラ店に現像に出したんですが、つい
自慢したくて「幕速調整、してみたんです」と店長さんに話したら、
「それで食べていけますね!」と言われました。
「いやぁ、別のカメラでは壊しちゃいましたから…」と話すと、今度は
「そうですねぇ、プロは一度でも失敗できないですからね」と。
うんうん、まさにおっしゃるとおりです。(笑)
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2 Responses
3月 21st, 2007 at 10:12 PM
幕速調整、上手くいったようで何よりです(^^
ウチに転がってるペンタのSPも幕速が狂ってるんですが、
よく考えてみると借り物なので迂闊に手出し出来ないであります(笑)
>プロは一度でも失敗できない
うーん… プロでも色々な失敗をしますよね。
デビュー(?)した頃から完璧なプロなんて居ないんですし^_^;
あっしは今の仕事を始めた頃にエンジンを一基、
完膚無きまでに破壊した経験がございます(汗
そんな人でもいまや 「長」 の肩書き持ってます(汁
3月 21st, 2007 at 10:40 PM
Agasさん、コメントありがとうございます。
幕速、最初は計測器がないと厳しいようにも
思ったのですが、ネットを検索していると
「1/1000秒までは目視で分かる!」という強者な方が
いらっしゃいまして、「確かに分かるかも」とか
勝手に思い上がって修理しちゃいました。
逆にプロは前幕を後幕よりもほんの数msほど
速くして仕上げるそうです。
そうすれば温度差などで誤差が生じても
今回の初期症状のようなことがないから、だそうです。
私もそれを真似て、余裕を持たせてみました。
1/1000が1/700秒くらいになってるかもなぁ。(笑)
うちのSPでチェックしてみましたが、やっぱり同じような
調整ネジが2つありました。
おそらくこれをいじれば調整できそうな気がします。
ただ、借り物ですと、いくら初期位置をメモっておいても
ジャムったりしたら大変ですものねぇ。
私も一応、ソフトウェアのプロですが、バグなんていくらでも出します。
ただ、ソフトの場合は基本的に修復可能なんで、
その点はハードというのは恐いなぁと感じます。