ぼちぼち64bit対応も含めて、開発環境を公私ともにVisual Studio 2005に
移行しようと、調査して分かったことをメモ書きしてみます。
まず、64bitアプリ作成ですが、VS2005の標準インストールでは、X64のコンパイラが
インストールされないんです。
VS2005自体、まだ32bitアプリですから、64bitは重要視されてないんでしょうか。
カスタムインストールでX64コンパイラをインストールすれば、ちゃんとコンパイルできる
ようになります。
入れてなくても、オプションとしては指定できた雰囲気で、リンカでエラーになるので
意外に気づきにくいところでした。
そこまでやれば、あとは64bitアプリを作るのは、構成マネージャーで「新規作成」を
選んでx64に変更すればOKです。
http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/9yb4317s(VS.80).aspx
あと、これは64bitに限ったことではありませんが、strcpy関連でwarningが多発
するようになりました。
バッファオーバーフローを防ぐためだと思いますが、コードを全部修正するのも面倒
なので、#define _CRT_SECURE_NO_DEPRECATEで回避しちゃいました。
また、x86用のmsi.libも標準ではインストールされないので、Microsoft Windows
Server 2003 R2 Platform SDKを入れて追加しました。
そして、最後の難関はmanifestです。
VS2005からはシステム側が自動生成するようになったので、これまでのリソース
埋め込みの方法が使えなくなりました。
ですので、以下を参照に生成項目に必要な内容を追加するようにしました。
http://forums.microsoft.com/msdn-ja/ShowPost.aspx?PostID=270845&SiteID=7
ちなみに、processorArchitectureは”*”にしておけば、32bitも64bitもOKに
なります。
と、ここまでやればコンパイルは通るのですが、生成された64bit版のMBLaunchは
まだ動きません。(^^;
メモリがらみで変なことをしていた部分はメモリマップドファイルを使うように修正したん
ですけどねぇ。
これがうまくいけば、MBLaunchをバージョンアップして、できれば64bit版もリリース
したいなぁと目論んでますが、さてうまくいきますやら!?
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