ポータブルオーディオもそれなりに高騰気味という話をよく耳にするようになりましたし、据え置きオーディオを20万円で組んだらどんな感じだろう?と考えてみました。
ついつい中古に目が行きがちですが、まずはあえて新品縛りで。
まずは音源ですが、最近はPCオーディオが増えてきているとはいえ、やはり光学メディアも捨てきれない資産というケースもあるでしょう。
ただ現行機種であと一歩と欲張るとグンとお値段も上がってしまいますから、ここは控えのコストで3万円以内くらいにしておきます。
候補としてはMarantz CD5005がやはり筆頭候補でしょうか。
ネットワーク機能も…という欲があればTEACのCD-P800NTも良いでしょうし、SACD再生ならとりあえず再生できる程度にはなってしまいますが、Pioneer PD-10を探せばまだあるかも。(PD-10AEはCDのみです。)
お次はアンプですが、USB-DACもあれば便利になりますし、別々に買うのは予算も厳しいですから、6万円前後で買えるOlasonic NANO-UA1aがイチオシです。
ライン入力がステレオミニプラグというのがやや難点ですが、ポータブルオーディオをすでに使われていらっしゃるのでしたら、ここにDAPを使えばその分、スピーカーに予算が回せるでしょう。
コンパクトなので「場所が…」とお困りの方もこれなら置けないということはないはずですし。
これで予算をスピーカーにかなり割くことができました。
CDPが必要かどうかにもよりますが、10万前後は確保できているはずですから、たとえばDALI MENUETとかTANNOY Revolution XT 6などはじゅうぶん手が届くはずです。
本来ならトールボーイのほうがスピーカースタンドが必要になったりしないので、仕上がりの音としては有利かもしれません。
最初はデスクトップオーディオのような形から入るほうが気楽でしょうし、大きいものを選ぶなら中古で憧れのスピーカーを…というのも良いでしょう。(縛りから外れてしまいますが。)
ここで縛りを解いて中古でアナログレコードを聴ける環境も考えてみました。
レコードプレーヤーは中古ですから状態と出物次第ですが、4万円くらいあればなんとかなりそうです。
メーカーとしてはKENWOODやPioneerが安定してるように思いますが、ちょっとマニアックに行きたい方はMICROあたりを探してみるのも良いでしょう。
カートリッジは付属していればそれに越したことはありませんし、最初はSHURE M44Gでも良いでしょう。
最初からMCでいきたい方はド定番過ぎますが、DL-103がやはり安心ですけどちょっと予算オーバー気味かも。
プリメインアンプはLUXMANくらいいっておきたいところですが、ちょっと予算的に古いモデルになり過ぎるでしょう。
どっちにしても古いことは古いですけど、Sansuiの607,707シリーズやSONYのTA-F333ESXなどなら、うまくすれば3万円台にできるかと。
ただ、ここは将来的なグレードアップポイントになってくるとは思います。
中古でもここまで予算を抑え気味にしましたから、スピーカーはどんと10万円コースにできるはずです。
JBLやB&Wなども機種によればなんとなるでしょうし、Sonus faberなどもConcertino Domusくらいならなんとかなるかと。
JBLと分類すべきかどうか微妙ですが、SP-LE8Tみたいに今はあまりないタイプのスピーカーを選んでみるのも面白いですね。
逆に予算がさらに切迫していて10万円前後にしたい場合は新旧組み合わせつつ、付録スピーカーユニットでの自作から始めるのも良いでしょう。
オーディオは上を見ればキリがないのは今に始まったことではないですし、どんどん出てくる新製品に一喜一憂する趣味でもないと個人的には思っています。
それこそ10年、20年越しでじっくり充実させていっても良いですから、まずは「これを使ってみたいな」という機種に出会うところから始めてみるのはどうでしょうか。
某CMではないですけど、「趣味は試聴」にしてカタログをコレクションするだけでも結構楽しい趣味かと思います。
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