• 119月

    ACOUSTIC REVIVEさんのコンセントプレート「CB-1DB」に壁コンセントを装着して使ってきたのですが、引っ越しやら壁コンセント変更などを繰り返していてネジ山をちょっと潰してしまいました。

    フォロワーさんに純正のネジの長さを調べておいてあげようと思っていたところでしたし、メーカーサイトなどにもネジの長さや素材については触れられていなかったので、まずは長さから調べてみることにしました。
    実測だと長さが全体で8mmほど、ネジが切られている部分で6mmほどです。
    太さはカートリッジ用のネジよりもちょっと太いということで、たぶんM3だなと見当をつけました。
    規格で言うと、M3x6のナベ頭小ネジということになるかと思います。

    まず浮かんだのはチタンですが、近所のホームセンターには真鍮すらなくて、ユニクロ(鉄にメッキしたもの)と長さがやや長いM3x8のステンレスしかありませんでした。
    厳密には透明プラのもありましたが、それはさすがに…。

    ユニクロも使うつもりはなかったんですが、長さが長過ぎてコンセントが固定できないといけないので保険で入手しておきました。
    純正よりもステンレスのほうがやや長いですが、これでも無事に固定可能でした。
    一時的に純正3本で留めてたこともあったのですが、これだと高域がキツくなってしまってました。
    おそらく固定強度というよりも、その上に装着しているコンセントプレートの共振によるものだと推測しています。

    ステンレス4本で固定すると、重心が下がって高域にも穏やかさが戻りました。
    高域は伸びやかですがトゲも減っていて、低域とのバランスも良いので高域だけが目立つこともありません。
    また、心なしか定位の安定感も出たようで、音像も揺らぎがなく明瞭になりました。
    あえて欠点を挙げるなら、やや押しが強めになった分、繊細さや透明感はあと一歩かもしれません。

    それで数日聴いているうちに、注文しておいたチタンネジも届きました。
    チタンは他の金属と「かじり付き」を起こしてネジが取れなくなることがあるらしいので、潤滑油代わりに接点復活剤を塗っておきました。
    これもいっしょに注文しておいたものです。

    チタンに替えると、これまで以上に変化の量は大きいです。
    尖ったところがなく、落ち着いた音色になりましたし、キンキンしたところがなくサラサラした音傾向になりました。
    ちなみに真ん中が純正のネジ、両端がチタンねじです。

    ただ、チタンに替えてからというもの、どうも物足りなさを感じつつ「まさかネジでそんなに違わないだろう」と思いながら数日間聴いていたのですが、どうしても素っ気ない味気ない気分になってしまいます。
    これではどうもちょっと耐え切れず、ホームセンターでステンレスに戻したところ、呆気なくパワフルさが蘇りました。

    素材の音もあるのだろうし、締め付け強度、振動吸収、プレートやベースとの相性もあるのかもしれません。
    ただ、ベースやプレートどころか、壁コンセント並みに音が変わるというのはちょっと驚きでした。
    また、ベースの重要性も再認識したのですが、これにコンセントを取り付ける場合のトルクコントロールも重要だなと再認識しました。
    基本的にはしっかり固定するのが良いですが、だからと言ってあまり締めすぎるのも良くないようですから、本来ならしっかりトルク管理したほうが良さそうです。
    幸い、ネジは結構お手軽な価格で入手できますし、コンセントだけでなく他の箇所でも使えるところがあると思います。
    機器も含めて無闇に長過ぎたり、通電状態で交換したりするとキケンですので、あくまでも自己責任でやってみる必要はありますが、気になる方は試してみる価値はあるかと思います。

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    Filed under: Audio
    2017/09/11 12:00 pm | 壁コンセントのネジ各種を試す はコメントを受け付けていません

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