Accuphaseからフラグシップのインテグレーテッドアンプ「E-650」が11月中旬に発売予定(リンク先はPDF)だそうで。
型番通り、E-600の後継モデルで、少し前から展示機処分などあってたようなので予想通りというところです。
最も大きな違いは「Balanced AAVA」を搭載したという点でしょう。
最近のAccuphase、プリ部についてはAAVAをぐいぐい推していて、たしかに素晴らしい技術だとは思うのですが、フォノカートリッジを出す一方でフォノイコライザーは内蔵せず、一部を除けばカードスロットというのはやや寂しい気もします。
今回、AD-50という新しいカードも発表されていますが、DAC-50と隣り合わせで挿すというのはどうも納得がいかない仕様です。
もちろんアナログなんてやるつもりがないという方には関係ない話ですし、そのためにC-37という回答が用意されているわけですが。
本体のほうはダンピングファクタを800(E-600は500)まで高めています。
3パラのMOS-FETで30W+30W(8Ω)は変わりありませんが、MOS-FET素子は違うものになっているようです。
ただ変更箇所としてはプリ部の強化が目立っているのかなという印象です。
重量も僅かに増加して25.3kg(E-600は24.7kg)となっていますが、このくらいまではまだなんとか一人で動かせるレベルでしょう。(個人差はあるでしょうけれど。)
あとはお値段ですが、これがやっぱり結構なものになっていて73万円(税別)です。
E-600は68万円(税別)でそれだけ見ると5万円のアップですが、値引き幅が以前より減っているし、E-600の処分特価もそこそこ出回っているので、Balanced AAVAをどう評価するか、といったところでしょうか。
私自身は多少古くてもセパレートのほうが楽しいのかな?という気もしますけど、そうなるとBalanced AAVAは高嶺の花になってしまいますし、A級アンプという魅力もあるのでドンとメインに据えるのも良いのかもしれません。
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