• 1912月

    Accuphase AC-1とアームスタビライザーAS-500E導入でアナログがまた強化されてしまったので、デジタルも負けないようにテコ入れしないと…といろいろ案を考えてみました。

    当初はDP-77の足回り強化が重要かなぁと思い、インシュレーターを検討していました。
    ちょうどブラックラビオリが復活したらしく話題になっていたので気になっていたというのもあります。
    ただ、ラックの都合でスペースに余裕がないですし、お値段もそこそこですからちょっと躊躇してしまいました。
    中古で気に入っても追加購入しづらいから、導入するなら新品のほうが良いかなぁというのもありました。

    また、その直前にPCM-D100でレコードをモニターしようとしていた際にハムノイズが日によって増えたり減ったりするのが気になっていました。
    そこでいろんな箇所を触ってみたりケーブルの取り回しを替えてみたりしていたのですが、DP-77に繋いであったRCAケーブル(Accuphase SLC-10)のプラグの外側を指で触れるとフォノ出力からのハムが減ることに気づいてしまいました。
    フォノ入力の隣がCD入力端子だというのも関係しているのでしょう。

    さらに、壁コンセント脇に出ていたアンテナ線に触れてもハムが増えるのにも気づきました。
    テレビは部屋から撤去してますが、いつでも戻せるようにアンテナ端子を装着したままだったので、それを撤去することでだいぶ軽減しました。
    本来ならアンテナ線を切り去ってしまいたいですが、それもテレビ復活する場合に困るし、扱いに迷うところです。
    また、パワーアンプの電源コンセントを壁コンセントから抜くとこれまたハムが増大し、クリーン電源を入れているとはいってもアース電位にもしっかり配慮しないとダメだなと再認識しました。
    そこで少しでもノイズ対策にと、ファインメットを積んだPOWER STANDARD TripleC-FMをクリーン電源に導入しました。

    前置きがかなり長くなりましたが、これがDP-77のケーブル変更でも重要なポイントとなりました。
    単純に音傾向の好みで選ぶわけではなく、むしろDP-77の電源を切ってレコードを聴く場合にアナログの音がベストになるように取り回しも含めてチョイスしていった形です。
    まず、変更前のケーブルは以下のチョイスでした。

    電源ケーブル: Cardas Quadlink Power
    XLRケーブル: Cardas Hexlink 5C XLR

    デジタル入力はAccuphaseの光ファイバーケーブルのみとしていたので、これは変更なしです。
    まずはXLRケーブルから見直しました。

    他にもAccuphaseやAtlasはありましたが、ファインメットがあるXLR-1.0 TripleC-FM(1.4×1.8導体)が当初から有力候補でした。
    念のため、XLR-1.0 TripleC(FMなし)も用意していましたが、やっぱり予想通り一発で決まりました。
    Cardasはハマると非常に音楽性に富んだ表現を魅せてくれていたのですけど、全く合わないディスクというのがかなりの数あったんですよね。
    Goldenほどクセはないかと思っていましたが、なかなか使いどころが難しいようです。
    また年代もあってか、レンジの狭さも交換してみると一聴して明瞭に分かりました。
    とりわけ1.4×1.8導体の低域の充実度(量感というより質感)は特筆すべきものがありますからね。

    続いて電源ケーブルも見直していきます。

    ここはあえてWireWorldなども用意して冒険してみようとチョイスしましたが、そもそも取り回しが悪すぎて接続自体できない有様です。
    結局こちらも順当にPOWER STANDARD TripleC-FMとなりました。
    以前はちょっと音像がシャープになり過ぎる気もしたのですが、リビングからRIO-5IIを持って上がったことでそこが緩和されたのかも。

    結果、現在のシステム構成は以下の通りとなっています。

    [ メインシステム ]
    パソコン: Apple 27inch 5K iMac
    USB-DDC: JAVS X-DDC,Combo384 Pro
    DAC: Phasetech HD-7A
    SACDP: Accuphase DP-77
    Record Player: MICRO BL-99V + SAEC WE-407/23+AS-500E
    Cartrdge: ZYX Ultimate 100, Lyra Helikon, Accuphase AC-2,AC-1 etc
    Pre Amp: Accuphase C-280L
    Power Amp: Accuphase P-550
    Clean Power Supply: Accuphase PS-500
    Speaker: B&W Matrix 802 Series 2

    USBケーブル: ACOUSTIC REVIVE USB-1.0PLS
    デジタルケーブル:Accuphase LG-10,CHORD Signature Digital
    音声ケーブル: ACOUSTIC REVIVE XLR1.0-TriplcC-FM 1.4×1.8(CDP), Accuphase ASLC-30(pre-power), CHORD Indigo Plus(DAC)
    スピーカーケーブル: Purist Audio Design Musaeus Bi-Wire
    電源ケーブル: Accuphase APL-1(Power), ACOUSTIC REVIVE POWER-STANDARD TripleC-FM(PS-500,CDP)
    トーンアーム ケーブル: Cardas Iridium Phono

    これでアナログもデジタルもそれぞれの良さを活かしつつ、良好な構成となった気がします。
    ノイズ対策には仮想アースも必要かなぁとは思いますが、以前自作したレベルでは効果は期待薄ですし、そこは焦らず良いものを見つけていきたいところです。

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    Filed under: Audio
    2017/12/19 12:00 pm | DP-77周りのケーブルを見直し はコメントを受け付けていません

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