Accuphaseから一体型SACDプレーヤー「DP-750」が6月下旬に発売されるそうで。
2013年12月に発売となった「DP-720」の後継モデルとなるわけですが、お値段はDP-720の110万円から120万円に。
4年以上の月日が経ったわけですし、最近の光学ディスクの状況を見ればお値段よりも出してくれることに感謝するしかないでしょうね。
DACはES9018からES9028PROにグレードアップされています。
内部画像はまだ出回っていないようなので詳細は分かりませんが、MDSD方式などの基本的な部分はそう大きく変化していないと思われます。
アナログ部もガラスフッ素樹脂を使った左右独立基板といった基本的要素に変化はないようです。
重量も28kgから微増の28.2kgですし。
いちばん大きく変化していると予想されるのはトランスポート部でしょう。
ドライブの静音化には最近注力しているようですし、振動と騒音低減のため、アウトローター型ブラシレスDCモーターを採用したようです。
また回転軸も太くしたり、トランスポートの上蓋部分となるブリッジと呼ばれる部材もアルミ削り出しの1.8kgほどのものにしたとのこと。
まぁ全体としての重量はほとんど変わってないし、以前は重量は書いてなかったですけどね。
なんとなくCDが登場した頃のアナログプレーヤーの謳い文句みたいな雰囲気になってきてる気もしないではないですが、SACDはたしかに高速回転するので結構うるさいですし、静かなのは良いことですね。
スペックとしてはUSBで32bit/384kHzまで、11.2MHzまでのDSD対応となっています。
DVD等に焼いたデータディスク再生も対応してますが、こちらはなぜか24bit/192kHz、5.6MHzまでのDSDとなっています。
ドライブの読み込み速度に起因する上限なのかな?
そのピックアップはおそらくソニー製からD&M製に変更になっていることでしょう。
他にもDELAのマーカーレスDSDにも対応したそうですが、データ再生は変わらずDELAでやってね、という意図もあるのでしょう。
「HS-LINK」もVer.2になって、さきほどのデータディスクの5.6MHzのDSDにも対応したとのことです。
逆に言えばUSBで入れたものは内蔵のDACで…ということで、DDCとしては使えないのでしょうね。
セパレートまでは行きたくないけど、DP-720では古いし…と思っていらしたAccuphaseのSACDプレーヤーユーザーには待望のモデルということでしょうか。
順当な進化ですし、将来的な保守の面でもピックアップの心配は減ると言えそうです。
それだけに冒険的な要素はありませんが、それはさらに上位モデルで今後トライしていってもらえればなぁと思いますが、どうかなぁ。
DAC部分にもう少し革新的な何かが将来、出てきて欲しいなぁと個人的には期待しています。
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