ACOUSTIC REVIVEさん訪問時にいろんな箇所に同社のクォーツインシュレーターとともに水晶玉も使われていたのを拝見しました。
私もAKURATE DSの上にはクォーツインシュレーターを置いていますが、あいにく(?)水晶玉は製品化されていません。
そこで楽天で探しておそらく同じくらいの大きさと思われる20mmの天然水晶のを調達してみました。
大きさが分かりやすいようにEPアダプタと並べてみました。
これより大きいものは人工水晶が多いようで、それだと響きが有機的にはならないと伺っていたのと、写真から大体の大きさを推測したところ15〜20mmくらいじゃないかなと思ってコレにしました。
天然水晶なので割れもありますし、完全に球形というわけではありませんけど、かえってそのほうが置きやすいですし、そもそも響きが全く違います。
Twitterにも載せましたが、RTP-4 absoluteに置く際の独特の鳴りからして全く違いますからね。
RTP-4 absoluteに載せるためですが、置く時になかなか面白い音が。 pic.twitter.com/7yalPKzOX9
— MacBS (@macbs) 2018年6月21日
ちなみにレンズ用のPLフィルタを使うと結晶構造から偏光で光を通さない角度があったりして、それを眺めてみるだけでも面白いです。
さて機材の上に置くことも考えましたが、まずはやっぱりRTP-4 absoluteの上でしょう。
本来は2つあるので8個、ネジの上に全部置くなら合計12個必要となりますが、あくまでもお試しなので今回は4個を四隅に置いてみます。
まずはデジタル系のタップに置いてみて鳴らしてみましたが、なんとも妖艶な艶やかさが出てビックリです。
ボーカルに色気が出たようにも感じますが、そもそも録音に含まれていた精気が甦ったとも言えるでしょう。
全体に潤いが感じられるようになり、デジタルっぽい渇いた感じが減りました。
続いて、アンプ側に移動させてみますと、こちらは森の空気のような落ち着いた雰囲気となります。
そして何よりも低域の沈み込みがどこまでも深く、深遠なサウンドに昇華してくれました。
高域に癖が出るといった感想もお聞きしましたが、こちらの環境ではそういった印象は皆無で、むしろ深みが増してくれて有機的なものになってくれました。
ただ4個しかありませんから、どちらかを選ぶ必要があります。
一旦、姑息な手段でそれぞれに2個ずつというのも試しましたが、これは全く中途半端になってしまいました。
何度か置き換えて試した結果、アンプ側のタップに置くことにしました。
やはりその深遠さが段違いに魅力的ですし、なにより全てのソースに効くという部分も考慮した結果です。
次回書こうと思いますが、入力機器にはクォーツインシュレーターを使っていますから、そっちで対処できているという側面もありますからね。
正直まだ買い足しても良いかなと思えるくらいですが、無闇に導入すれば良いというものでもないはずで、やはりちゃんと音楽を聴いて適材適所で使うのが良いでしょう。
使い勝手や質の安定性の面でも、クォーツレゾネーターやクォーツインシュレーターのほうが本来は良いと思われますが、天然水晶の効果をお試しするには良い部材かもしれません。
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