• 1411月

    LINNのネットワークオーディオプレーヤー「AKURATE DS」と「KLIMAX DS」の生産が今年の年末受注分で終了となるんだそうで。

    MAJIK DSも10/31に終了が告知されたばかりで、こちらはSELEKTに統合されたのかなぁと思っていましたので、まさかの発表でした。
    私も初代のAKURATE DSを使っていますが、いろいろ不満はあるものの、それじゃあ他にライバルになりうるネットワークオーディオプレーヤーがあるか?と言われると、ソフトウェア等の操作性や安定度も含めて少ないのが現状です。

    それでも生産終了するのはDSMのほうが売れているから、だとか。
    LINNは過去にも他社より早々にディスクプレーヤーを打ち切り(2009年)、プリアンプもやめ(2015年)、そしてDSも今年で終わりです。
    そのチョイスが正しかったのかどうかは時代が過ぎた後で分かることでしょうけれども、少なくとも他のブランドと組み合わせて使う方向からは遠ざかっているのかも。
    唯一、LP12だけは昔のままですけれども、こちらもフォノイコライザーのデジタル化などを進めていますし、トーンアームも他社製品は使いづらい標準構成になってずいぶん経ちますから、いつどうなることやら…。

    私が気になるのは有償アップグレードがいつまで受け付けてもらえるのか、という点でしょうか。
    生産終了時期を考えれば、おそらくそれより前じゃないとダメなのでしょうね。
    今年の10/15でKLIMAX DSとAKURATE DSのDSMコンバートサービスは終了していますから、そっちに「逃げる」道ももう断たれています。

    逆に言えば、これまでのDSのサポートを切らないと先に進めないという部分もあるのかもしれませんね。
    2007年発売の初代AKURATE DSでさえ、先日出たばかりのファームウェア「Davaar 66」でサポートされていますが、生産終了すれば徐々に打ち切っていくこともありうるでしょう。
    初期のDSPが切れれば高機能化も可能になってくるでしょうし、次の一手も広がるというのもあるのでは?と邪推してみたり。
    ちなみにSpace Optimisationの四角でない部屋への対応はLINNのアカウントを取ってWebブラウザで編集する必要がありますが、なぜかSafariで動作しません。
    Safari対応は別にしてもこういうのを普通にKonfigで対応させるのも新しい機種に限定すれば可能かもですね。

    ちなみにDavaar 66の主な追加・改良点は以下の通りだそうです。

    ■SELEKT DSM ラインアウト固定出力のための設定項目の追加
    ■ SELEKT DSM のDSD 再生サポート追加
    ■ Qobuz 再生時のバク修正
    ■ その他細部のバグ修正
    ■ Pin 機能がDSM/DS 全機種で利用可能に(Davaar 64)
    ※Pinボタン搭載の専用リモコンは近日リリース予定

    逆にDavaar 64〜65くらいは動作が不安定だったらしいので、そちらをお使いの方は早めにアップデートしたほうが良いかもしれません。

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    Filed under: Audio
    2018/11/14 3:00 pm | AKURATE DS、KLIMAX DS、生産終了 はコメントを受け付けていません

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