ALO audioのMMCXケーブル「Copper 22 Earphone Cable」を追加してみました。
元はFAudio Passion用に2pinを探していたのですが、見つけたのがMMCXなので仕方ありません。
すでに廃番になっているもので、銀メッキや金メッキ、純銀線が多い同社にあって純銅となっています。
最近だとCOMETの付属ケーブルが純銅だったりしますね。
Beat Audio Supernovaと比べてもかなり太くて硬いケーブルで、とにかく取り回しは非常に悪いです。
SXC 24もかなりのものでしたが、その上を行くレベルで、もはや針金ですね。
とりあえずCampfire Audio DORADOに装着してPLENUE Sで聴いてみますが、低域の深遠さが印象的です。
評判を見るとボヤけるという評もありましたが、私が試す限りはクセが少なく素直なケーブルのように感じます。
たしかにAK300にCEntrance HiFi-M8だとやや誇張気味の中低域に感じる傾向で、モコモコと筋肉もりもりな感じのサウンドになりました。
結論からいうと超低域も中心に情報量も増えがちなので、ダンピングファクターが高めの歪みが少ないアンプのほうが向いているようです。
そういう意味ではCEntrance HiFi-M8との相性が良くなく、PLENUE SやAK300直接のほうが好印象です。
イヤホンも含め、Copper 22だと低域の粗がしっかり聴き取れてしまう傾向があります。
スピーカーケーブルで言えば、QED Ruby Evolutionみたいな雰囲気でしょうか。
PLENUE Mも試しましたが、これだとだいぶまろやかになりました。
高域にキツさが皆無なだけに低域の質感で印象がずいぶん変わるところが面白いですね。
取り回しの悪さはケーブルの硬さと合わせて、耳掛け部分に針金がないわりにテフロンっぽいカバーが付いていて、ここの曲がり癖だけで耳に掛ける形なのも影響しています。
一旦、finalのイヤーフックも付けてみましたがカーブが緩やかなため、かえって外れやすくなってしまいました。
そのため、ドライヤーで慎重に少し温めては曲げて、を繰り返してクセを整えてみました。
それでもまだまだ装着感が良いとは言い難いですけどね。
ただ、この組み合わせを聴いた後に、最近お気に入りだったFAudio Passionと比較してみると、帯域もナローで軽いドンシャリに感じてしまいます。
重厚感はやはり流石にCopper 22導入の効果は大きいですし、それだけの伸びしろがDORADOにあったということでもあるでしょう。
MMCXケーブルはもうこれ以上要らないですし、イヤホンも十分揃ったので基本的にはポータブルオーディオは収束ですけれども、まだ紹介しきれていないアイテムがありますので、そちらに続きます。
|
|
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)