ACOUSTIC REVIVEのクォーツレゾネーターが1枚余っていたので、なんとなく思い立ってヘッドシェルに貼ってみました。
最初はあまり良く考えずに貼ったので、ヘッドシェル天面の前方寄りに。
そこそこ重さもありますから、針圧やラテラルバランスも取り直して聴いてみると、ピアノの音がずいぶん違います。
音色がより自然になっているのが分かります。
その日は一旦、そこまでにしてネットでちょっと調べてみますとどうもヘッドシェルの天面でもコネクタに近い部分に貼っている例が多いようですから、それを真似してみます。
ちなみにクォーツレゾネーターには予備のシールも付属していますので、粘着力が落ちたら交換すると良いですね。
またZYX Ringもこれなら不要だと判断し、外してみました。
もちろんそうなると余計に針圧とラテラルバランスは変わるので、それによる影響も大きくなってくるでしょう。
こちらの場所では重心が下がって安定度が増した印象です。
音の分離としてはリングがあったほうが良いと感じる部分もありますが、高域でやや歪みっぽく感じるケースもあり、そこを加味するとリングがないほうが安定していると言えそうです。
また、他の例ではZYXのOmegaシリーズのようにカートリッジ前面に貼り付けると良いというのも見かけましたが、残念ながらUltimate 100では前の部分の平面部の幅が狭く、上手く貼れそうにないので断念しました。
音を比べた感じではどうも今の環境では前方のほうが高域の伸びが美しくて良いようです。
Ultimate 100はどうしても高域が落ち気味ですしね。
前述のようにピアノの音色が自然ですし、右手の運指が良く見えるようになりましたし、空間再現も正確さを増しています。
後方のほうだと力強さが出たので、後ろに貼った場合はヘッドシェルやトーンアームの接合部のクセが減り、前側だとカートリッジのクセが減るのかもしれません。
最適な位置はおそらくカートリッジやヘッドシェル、トーンアームによって違うと思いますが、クォーツレゾネーターを貼ること自体はかなり効果がありそうです。
こうなると他のカートリッジでも試してみたくなりますが、ホントにクォーツレゾネーターはいくつあっても足りなくなるんですよね。
最近はスタビライザーを使わなくなってますし、アレに使ってるのを回してみるのも良いかなぁと思っているところです。
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