MICROのトーンアーム「MA-505」にラテラルウェイトがなくてシャフトカラーで代用したというのを書きましたが、サブウェイトも付いてなかったので追加してみました。
といっても純正ではなく、黄銅で自作されたものです。
純正には付属のサブウェイトAと別売りのサブウェイトBがあり、そのどっちだか分かりませんけど本来は20gらしいですが、こちらは27gほどです。
ちなみにトーンアーム自体の適合カートリッジ重量は「4g~10g」となっていますが、それは付属のヘッドシェル(おそらくH-303)を使った場合ですから、その9.7gを差し引いた値だと推測されます。
ですからサブウェイトなしでも20g程度までのカートリッジは使える計算になるはずです。
ただやっぱり実際にはDL-103(自重8.5g)やAC-1(自重9.5g)だとスペーサーやヘッドシェルにちょっと重いものを使うと調整しきれなくなってしまいます。
サブウェイトA相当だと仮定するとこちらで「9.5g~16g」のカートリッジに対応しますから、さきほどの9.7gを足すと19.2g〜25.7gまでの対応となります。
軽い組み合わせだと外す必要も出てきますが、イモネジひとつで固定できますのでわりと簡単に付け外し可能です。
これでGrace HS-8(13.5g)に装着した Accuphase AC-1も問題なく使えるようになりました。
フォノイコライザーも入れたし、ウェイトまで対応してしまえばもうどんなカートリッジでも使えちゃいますね。
唯一の制限とすれば、ダイナミックバランスなので針圧が公式には3gまでですけど、針圧計があればウェイト側でスタティックバランス的に掛ければ多少はどうにかなります。
ちなみに別売りのサブウェイトBは「16g~22.5g」だそうですが、そこまで重いカートリッジはうちにはなさそうです。
サブウェイト装着にあたっては特にアームを外す必要はありませんけど、ついでに接点もクリーニングしておきました。
トーンアームもだいぶキレイにしておきましたけど、ダイナミックバランス部分は細いタングステンワイヤがあったりするので、ほどほどに。
あとは水平動作感度を調べたくらいでしょうか。
カタログスペック上は垂直・水平ともに25mgですが、30mg(針圧計で0.03g)のコピー用紙の切れ端では確実に動いてくれます。
ついでにSAEC WE-407/23も試してみたところ、こちらは20mgでもらくらく動きますし、そもそも敏感すぎて水平を保つのも難しいくらいです。
初動感度は高いほうが気分は良いですけど、むやみに高ければ良いというわけでもないかなと思いますし、とりあえずそこそこの性能を維持できているのが分かったのは良かったです。
これで以前も書いたとおり、SAECはZYX専用、MICROのほうはMMも含めていろんなカートリッジで楽しく…という路線でいこうかなと。
トリプルアームキャビネットはまだ活かしきれていませんけど、DENON DA-307もぼちぼち整備して試す程度でしょうか。
フォノイコライザーにしたC-200Lはフォノ3系統あるので、準備は万端なんですけどね。
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