DENON DP-6000にMICRO MA-505とDENON DA-307を付けたダブルアーム構成のプレーヤーを設置してだいぶ経ちますが、せっかくなのでDENON DA-307のほうも整備しておくことに。
整備といってもそんなに本格的なものではなく、この頃のDENONのアームにありがちなガタつきをネジの締め直しで減らす程度です。
特に多いのがアームパイプの付け根部分の垂直可動部。
厳密には内部のベアリング(?)を交換しないとプラスチック部が破損してくるようですが、軽微なものであればネジの締め直しである程度は解消します。
ただし、むやみに締めすぎると感度が下がってしまうようですので、具体的なやり方は書かないでおきましょう。
今回の個体はそちらよりもアームの前後を挟むゴム部分の締め付けがユルユルになっていました。
カートリッジを取り付ける際にパイプが横に捩れるほど、タルタルな状態でしたので、ウェイトを外した奥にあるボルトを締めておきました。
これが工具がないと締めづらい場所なんですけどね。
一応補修するとやっぱり鳴らしてみたくなるわけでして、適当に余っていたトーンアームケーブルを出してきまして、C-200Lにつないでみました。
こういう時にC-200Lはフォノ入力が3系統(1つはフロントですが)あるので便利です。
ただ使い勝手は良いとは言えず、トーンアームはやっぱり右にあるほうが扱いやすいですね。(当たり前)
そもそもまともな位置にトーンアームを向けようとするとターンテーブルの縁にカートリッジが当たりそうなので、だいぶ外向きに付けてあり、そうすると今度はリフターがレコードの端っこで機能しないという…。
カートリッジもかなり軽量なものじゃないと厳しいようで、ヘッドシェルを入れて約11~16gということらしく、もうDL-103専用ですねぇ。
せっかくのダブルアームにフォノ入力2系統を活用して、Accuphase AC-1を付けたMA-505と切り替えながら聴き比べてみましたが、ターンテーブルがDENONなこともあってか、全体のまとまりはDL-103がなかなか健闘していました。
腰が座っていて安定感がある音ですが、帯域はややナローレンジでセパレーションがちょっと悪いかなぁと。
ただMA-505のほうはWE-407/23と同様に調整にストイックさもやはり多少求められる傾向でして、DL-103の本来のポテンシャルをわりと気楽に引き出せるという点ではさすが純正という印象でした。
まぁ実際にはカートリッジカバーすら付け外ししづらいわけで、モノラルと使い分ける必要性もない我が家だと出番は多くはないかも…。
「どうせならトリプルアームも」という声も聞こえてきそうですが、当面はとりあえず使えます、というところで満足という感じです。
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