Mark Levinsonからネットワーク対応のSACDプレーヤー「No5101」が来年初頭に登場予定だそうで。
最近、不思議と各社からSACDプレーヤーが登場している気がしますが、需要があるからなのか、それとも最後の花火的な感じなのか…。
いずれにしても選択肢が増えるのは、まだ円盤回しを諦めきれない古いタイプの人間にはありがたいことです。
それにこのNo5101はお値段も60万円(税抜)と、同社としてだけでなく、最近のオーディオ業界から見てもわりとお手頃(感覚が麻痺しているのは承知の上)な価格設定です。
おまけにネットワーク機能も装備してるわけですから、将来的にそちらへ移行しようと考えている向きにもしっかり配慮されてあります。
そもそも同社のネットワーク対応CDプレーヤーは200万超えだったわけで、SACDのほうが上位とは限らないものの、かなりチャレンジングな価格設定をしてきたのは間違いないでしょう。
ドライブはスロットローディングで、なんとなく車載用の流用かなぁという印象もありますが以後の交換パーツさえ確保されてあれば問題ないはずです。
いつも不思議に思うのはSACDはほぼDVDに近いわけで、それならばもっと対応ドライブはたくさんあってもおかしくないのになぁと。
むしろ復号チップのほうが心配なはずですけど、その辺りも含めて光学ドライブメーカーも映像系の需要の落ち込みもあってSACD対応ドライブの売り込みがそれなりに増えたのかもしれませんね。
ちなみにこのプレーヤー単体でMQA-CDの再生はサポートしないみたいです。
DAC部はESS Proシリーズを使った「Mark Levinson Precision Link II DAC」らしいですが、詳細までは分かりません。
ネットワークも24bit/192kHzまでのPCM対応は書かれていますが、DSDへの言及がないのがちょっと残念なところでしょうか。
D/Aコンバータ自体も「32bit/192kHz」とわざわざ書いてありますし、内部的にもSACDはPCM変換で対応してある可能性もありそうかなと邪推してみたりします。
ネットワークプレーヤーはアプリも重要な要素ですが、そこは「5Kontrol App」や「MusicLife APP」などがありますし、リモコンもそれなりに高機能なものが付属するようです。
製造がアメリカであることも強調しているのは親会社が…というのもあるのでしょうね。
やはり価格なりに飛び抜けた部分は少ない印象もありますが、ユーザーのニーズをうまくまとめた機種なのではないかなと感じます。
最終的には音質面がいちばん重要なわけですけどね。
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