• 081月

    SENNHEISERのTrue Wirelessイヤホン「MOMENTUM True Wireless」を導入してみました。

    あれほどBluetoothワイヤレスを毛嫌いしていたのに一気に宗旨替えしたのはag TWS-02Rがキッカケです。
    これでも十分満足だったのですけど、マルチペアリングに対応していないこととaptXに非対応というのがありまして、さらに上位のモデルはどうなんだろう?と気になり始めるいつものパターンです。

    候補は結構ありましてずいぶん迷ったのですが、最終的にゼンハイザーを選んだのはこれにしておけば現状としては打ち止めにできるだろうという目論見からです。
    ちなみに候補に挙がったのはNoble Audio Falcon、Nuarl N6辺りです。

    届いた時点ではファームウェアが1.2.60だったので、最新の1.2.70にするところから始めました。
    最大20分という表記がありましたが、実際はそれ以上かかったような印象です。

    途中でなぜかコケてヒヤヒヤしましたが、ケースに入れてからさらに続きがありまして、こういうところはやっぱり普通のイヤホンというよりデジタルガジェット寄りな雰囲気です。
    ちなみに「2019年2月にファームウェアのアップデートを予定」しているらしく、その辺りの完成度はむしろイヤホンメーカーよりも専業系のところのほうがお得意なのかもしれません。

    最初にやったのがイヤーピース選びでして、結果的にはfinal Type EのSサイズにしてあります。
    Mサイズでも問題なくケースにもちゃんと収まるところはさすがに良く考えられていますね。

    イヤーピースによる音色の違いとしては標準のものですと音の濁り自体は少ないのですが、わりと低域よりのバランスになる傾向です。
    final Eでもまだ低域は強めですから、より透明感を引き出したい場合にはSednaEarFitのTWS用に出ているものなどを選ぶのも良いでしょう。

    イヤホン本体は写真で見る印象よりかなり大きいですが、重量はさほどでもありません。
    右のほうがマスターになっている関係もあってか、ちょっと左右で重さに違い(左が約6g、右が約7g)があります。
    それも多少影響するのか、右耳はMのほうがフィットする感もあったのですが、左やマルチペアリングで紗羅が使うことなども考慮してSサイズとしてあります。

    バッテリーは本体のみで4時間、ケースも含めて12時間と結構短めな部類ですが、室内使いの私には特に困るシーンはありません。
    USBがType Cなのでモバイルバッテリーから追い充電するにしてもケーブルを忘れないようにしないといけないくらいでしょうか。
    ちなみに上の写真のランプの色で充電度合いは確認できますが、こっちはケースのヒンジ側で、開くのは反対側です。
    あと、本体のバッテリー残量をiPhoneで確認できるのは他のTWSと同じですが、どうも10%単位(100%から90%に減る)とやや粗いのが少し気になった程度です。
    音声の途切れや通話相手の聞き取りやすさなども全く問題ないように思われます。

    音質に関してはやはりゼンハイザーらしいなという仕上がりで、IE80Sにわりと似ているように思います。
    カナル型にありがちな圧迫感は少なめで、広がりがあります。
    あくまでもイヤホンとして良質に仕上げようという意気込みのようなものが感じられますね。
    もちろんDSPも活用されているのだと思いますが、あまり極端に使いすぎずDSPで弄った感が少ない仕上がりに感じました。
    それだけに下はそこまで極端に伸びているわけではなく、20Hz前後からは緩やかに下っていくようです。
    それでも全般的にはリスニング寄りの仕上げで、やや甘めの聴きやすい味付けかとは思います。

    懸念のマルチペアリングもしっかり対応されていて最大8台とペアリング可能です。
    AK300ではしっかりaptXで接続されたことも確認できました。
    ただ、これはAK300とどちら側の問題か分かりませんが、イヤホン自体のボリュームとDAP側のボリュームが別々になっていて、DAPではイヤホン側のボリュームが操作できません。

    イヤホンの右側面を長押し(実際はタッチパネル)すればボリュームアップ、左の長押しでボリュームダウンしますので、覚えておけば困ることはありませんけどね。
    ちなみにマイクも内蔵されていますから通話にも簡単に出ることができますし、Tranparent Hearingで外音取り込みしつつ音楽をポーズ(再生のままにも変更可能)できたりと、一通り最近のTWSに備わっている機能を有しています。
    来年あたりにはノイズキャンセリングが付いた後継モデルの噂もありますけどね。

    ag TWS-02Rは先日も書いたとおり、紗羅が愛用するようになりまして、私がこっちを主にiPhoneで常用しています。
    agやワイヤードのイヤホンとの比較や音質に関しては、また後日書いてみたいと思いますが、ブランド分を差し引いてもやはり音質に関しては価格だけのことはある仕上がりだと思っています。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2020/01/08 12:00 pm | SENNHEISER MOMENTUM True Wireless レビュー 導入編 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.