PRIMAREのフォノアンプ「R35」と「R15」が2/17に発売だそうで。
同社のフォノイコライザーは結構単売で以前から出ていて、今となってはこの価格帯では貴重な選択肢だなと感じていました。
もっと安いものはそれなりにありますし、高価な物も結構ありますけどね。
お値段としてはR35が税抜25万円、R15が18万円ですから、どちらか一方だけ国内投入でも良さそうなところですが、あえて両方あるからこそ、さらに選択肢も広がってありがたいところでしょう。
R35とR15の違いはXLR出力がない点、負荷抵抗の設定を少なめにした形だとか。
R35の場合はまさにそこが「売り」でもありますし、今ここを細かく設定できるフォノイコこそ貴重ですから、そういう意味ではR35のほうが良さそうです。
そんなR35の負荷抵抗ですが、MMでは2.5Ωと47kΩ、MCではなんと10ΩΩ〜47kΩの21段階で設定できるという細かさです。
ゲインもRCA/XLRで6dBほど差がありますが、3段階、さらにMMのみならずMCの負荷容量まで選べるというのは初めて見たかも。
負荷容量はMMで100、200、300、400pF、MCが100pFと1nFという選択肢です。
設定はリアパネルのディップスイッチでやる形ですが、これは信号経路を短くしたいということから来たもののようです。
ゲインやサブソニックフィルターまで裏でやるところは海外製品らしいなという気がします。
以前出ていたものはデザインでは分かりにくいですがプリなどと比べると一回り小さかったと思いますが、今回のはW430mmの通常サイズで重さも10.1kgとなかなかしっかりしたものです。
基板は小さく見えますけど本体サイズがそんな具合ですし、多層両面基板になっているようです。
一方のR15のほうは筐体もW350mmとコンパクトになっていますから、上記のような機能は要らないと割り切ればお得なのかな。
基板もR35はスイッチング電源と思われる基板も分離型ですし、やっぱり見た感じではR35のほうがオススメなのかなぁとは思います。
15シリーズならI15 ANALOGでも良いかなぁと思いますが、あれはMMだけなのでこういうラインナップになっているのでしょうね。
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