本屋さんで「Re:S」という雑誌を見つけたので、買ってきてみました。
Re:S Vol.2 パークエディティング リトルモア 2006-10-20 by G-Tools |
この雑誌、「Re:Standard」、つまり、「あたらしいふつうを提案する」
ことがテーマになった本です。
そして、なんといっても第1特集が「フィルムカメラでのこしていく」です。
まぁ、特集がこれだったので、買ったわけですけどね。(笑)
ただ、マニアックなカメラの話とかではなく、デジタルの危うさとか、
フィルムに込められる気持ちとか、そういうデジタル時代に忘れ去られそうに
なっていることを思い出させてくれる内容になっています。
実際のところ、「本」というメディアも、まさにフィルムカメラと同じような
境遇に置かれてるわけで、そこにも「のこしていく」という視点で考えた時、
Webなどでは実現できない、ある種、「形見」とも呼べるモノがある
気がします。
ただ、そうやって形に残す必要性すら感じられないようなインスタントな
『文化』が多くなってるのが現実なわけで、現実、読み捨てるだけの
雑誌は買わないようになってきてる気がします。
そんな中で、この本は「読んだことを記憶しておきたい」と思わせる内容の
濃さが久々に感じられる雑誌だったと思います。
第2特集の「農業で食べていく」と合わせて、テーマに興味がある方や
また、そうでない方にも、オススメしたい一冊でありました。
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