LUXMANからヘッドホンアンプの限定モデル「P-750u LIMITED」が5月下旬に発売予定だとか。
95周年記念モデルということなので、他の機種でも限定モデルが出てきそうな気もしますが、ヘッドホン絡みの機種は最近ちょっと元気がなかったので100台限定とはいえ、新しい機種が投入されたのはファンとしては嬉しいことではないでしょうか。
お値段は40万円(税抜)なので、かなり思い切りが必要そうではありますが…。
通常モデルの「P-750u」とのいちばん大きな違いはODNF回路の最終バージョン「ODNF-u」を搭載したところでしょう。
通常モデルは「ODNF Ver.4.0」だったので、アンプ部はかなり見直されていると予想されます。
内部配線材やコンデンサなど、LIMITEDモデルにありがちな(失礼)カスタマイズもされていますし、金メッキロゴや電源ケーブルに「JPA-15000」を付属させるなど、今できることを地道にやったというところでしょうか。
私も一時期、P-1を入れてみたりしたのですが、使用頻度からするとDAPや複合機のほうが気楽というところもあって手放してしまいました。
据え置き機のほうにヘッドホン端子がないので本来はそちらと組み合わせて使えばベストだった気もするのですが、使用頻度の低い機材をつないであると音質劣化要素になるだけですし…。
バランス駆動もヘッドホンごとにケーブルを用意するのがなかなか大変ですし、付けてしまえばDAPなどでは聴きづらくなったりするのもあって踏み切れずにいます。
LECUAという部分は結構気になるところではありますけど、うちの場合はそこまで高級なヘッドホンを投入しているわけでもないですからねぇ。
ただヘッドホンアンプ単体の選択肢は以前ほど多くない印象ですし、限定モデルでもありますから、欲しい方は狙ってみる価値はありそうなモデルだなと思った次第です。
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6 Responses
4月 26th, 2020 at 4:18 PM
初めまして。
いつもこちらのブログは参考になるので拝見させていただいてます。
よろしくです。
これまでもリミテッドモデルには、過去にも内部線材に6Nを使用していたアンプもありましたが、P-750uを愛用する私個人の好みから、「内部線材に6N使用は絶対クセある音だよなぁ..」と思っているのですが、今回のこのリリースに関してどうみてますか??(気になり過ぎて、ちょっと語れそうなユーザー探してますww)
100台限定ってのが、やはり、正規の後継機ではないにせよ、あくまでアニバーサリーモデル(記念モノ)なんだろうなというのはわかりますが、
外装シャーシを厚くして高剛性と緻密性を強化してきたのは、すごく僕好みなグレードアップの仕方で胸踊らされます…
今後の後継機にも外装の強化は施して欲しいと思っているところです…
4月 27th, 2020 at 2:27 PM
Nealさん、コメントありがとうございます。
徐々にラックストーンを薄めていく傾向にあるように感じているので、これまでよりはニュートラルなチューンをしてくるのかなぁとも予想していますが、そこはやはり聴いてみないと分からないですね。
できれば旧モデルユーザーにもアップグレードパスを用意してくれればベストな気もしますけど、正直、今は単体のヘッドホンアンプは台数が出ないのかも…。
次モデルが出せるかどうかの見極めという意味合いも含まれているのかなぁと邪推したりしました。
私自身はどうしてもスピーカー主体に考えてしまいがちですので、ちょっと手が出そうもありませんが、何かの参考になれば幸いです。
4月 27th, 2020 at 8:19 PM
ご返答くださり嬉しいです。
ありがとうございます。
たしかに、今の現行ラインナップは750u1機しかないってのは展開の仕方としては寂しいですよね。
以前、P-1uを所持していたのですが、廃盤にするのではなく、プリメインシリーズと同じく「uX」や「uXll」のように、段階を踏んでアップグレードしてくれれば、それぞれ買い手の層を作りやすいんじゃないかとも思ったりなんかしてました。
(僕的には、ラインナップを展開するならAB級と純A級で区別してリリースしてきたら おもしろいかなぁと..ww)
デザインに関しては、金のロゴプレート右下に赤文字でLimitedと記載されてるのが、なぁんか安っぽく感じるかなと思いましたww (ココだけいらない..ww
最近のLUX製品は本当にラックストーンが薄くなってきてますよね。
しかし、そんな中でも750uは低域の量感豊富で、中域がモッサリで高域が減衰して優しいテイストで決して聴き疲れしない、良い意味でラジオっぽいような空気感で、「モッサリ時代(?)」と言われていた、懐古な頃の昔のラックストーンで、かなり気に入ってるので、内部配線に6Nってのが、どうしてもコレとは真逆の音質傾向を想像してしまいますね…。
750uが発売された翌年の、2018年に発売したラインケーブル&スピーカーケーブルの「15000シリーズ」はもう試されました??
私はXLR(バランス)タイプのJPC-15000を750uのライン部に実装していますが、これがまた、角が丸く中域ボリューミーでラウドな波形の味付けで、音が太くて僕好みなんですよ。
「7N純度D.U.C.C.」素材で、中低域〜中域がモッサリで、高域が降下している印象の味付けで、角が丸く解像度は控え気味に感じますが、情報量は、鬱蒼と生茂る森のように多く、散り過ぎずマトマリが整っていて、芳醇でミルキーな空気感に包まれる感覚で、ボディ感と静寂感が増します。
音粒が柔らかく、長く聴いていても疲れません。
750uと15000シリーズの音質傾向から、もしかしてラックスはニュートラルなチューンながらも、原点回帰の点を持ち合わせようとしている面もあるのではないかと想像できるところに、今後の製品にも期待できますね。
4月 29th, 2020 at 2:38 PM
Nealさん、コメントありがとうございます。
私ははるか昔に5L15、L-68Aとラックスマンを使いましたが、最近はもっぱらアキュフェーズです。
ケーブル類はほぼACOUSTIC REVIVEで統一していますので、だいぶ方向性としては違っています。
ただヘッドホン側はスピーカーとちょっと違う感じでリラックスしたい気もしていますので、そういう意味では多少気になっているところです。
そもそもそこまで高級なヘッドホンも保有していないので、リビング用にプリメインアンプを入れてみても良いかなと思ったり、明確な方向性は定まっていないのですけどね。
4月 29th, 2020 at 8:08 PM
5L15良いですね!
聴いたことないので調べてみましたが、当時、ラボラトリー・リファレンスシリーズという企画があったんですねぇ〜。
こうゆうのって当時の人しかわからないLUXMANネタがあって本当に好きです。敬意を払いたい…
77年製だそうで、やっぱりこの頃もデザインが美しいですね。
70年代後期で このアナログメーターのデザインセンスは今見ても全く古臭さを感じないところが凄いです。
テラっとYouTubeで鳴らしてる人の動画を観て回りましたが、今のL50〜系に音の傾向が継承されてる面影があるのを感じました。
この頃からトランジスター型のプリメインのLUXトーンって、意外にパンチの効いた量感ある低域なんですね〜。中高域がややドライ気味なのに全体的に角が丸くて滑らかで空気が甘いですね。ずっと浸りたくなる..
やっぱり良いなぁ〜..。
つい最近の2018年12月に発売された「Neo Classico 2」シリーズ企画として発売された真空管プリメインのSQ-N150のアナログメーターが黄色がかったピンク系の色味で、新旧ファンにウケが良かった事例がありましたが、これが初めてでは無かったんですね。
初めて知りました。
L-68Aも木箱デザインたまらないですね。
私はヘッドフォン再生メインなので、アナログメーターや木箱が羨ましくてたまらない(笑
LUXMANの木箱系の音に憧れてウォールナットの無垢板でオーディボード自作発注したりしてますww
スピーカーで言うと、タンノイ系の音が好みです。
基本、モルティなサウンドが好みでしてww
アキュフェーズさんは聴いたことないんですよね〜…..前々から どんな音質傾向なのか気になります。
基本、昔から今もニュートラルでクセが無いと聞きますが、ラックスからアキュに流れる人は結構多いんですかね(?
昔はラックスだったが今はアキュって人は結構多いような気がします。
試聴会などで聴くアキュは確かに変な違和感がなく自然体な印象…
アコリバは、どの程度のポテンシャルがあるのか気になって、たまに公式が実施しているレンタル貸出サービスで音をチェックしたりしますね。
iMacからDACに接続するUSBや、ヘッドフォンリケーブルを試す程度ですがw
(これまたPC-Triple C 導体が製品によって音にクセがあったりして…)
たどり着いたのは、LUXMANが推奨している「SAEC(サエクコマース)」さんのものを愛用しています。
5月 4th, 2020 at 2:35 PM
Nealさん、コメントありがとうございます。
5L15は当時としてもかなりラックストーンから遠いところを狙ったシリーズでした。
プリがちょっと弱いので、そこを補えばさらに良くなっただろうなと思います。
おそらくL-68Aのほうがお好みには合いそうな気がします。
アキュフェーズに移行したのはガリや故障が頻発してしまって、安心して使えるものに…となった次第です。
当時のラックスマンは会社自体がかなりマズい状態でしたし…。
その後、一旦オーディオから離れて、戻ってきたのはStereo誌付録のLXA-OT1でしたから、やっぱりラックスマンは好きなんだと思います。
アコリバ製品はレンタルがあるのがありがたいですね。
単品や色を乗せがちな製品、ボトルネックがあると、そちらのクセが目立ってしまう傾向はたしかにあると思います。
SAECさんも以前はレビューさせてもらったりしていましたが、変化を強調しがちなオーディオアクセサリの中では堅実なほうかなと思っています。