山本音響工芸のスピーカー・アンプ用プレート型ベース「B-60」を2枚ほど追加してみました。
その前に1枚試してみたので、これで3枚ということになります。
スピーカー側壁に壁代わり的に立てるのが思った以上に良かったので、両壁に立てたいというのと、ラック部分の強化にも試してみたいなと。
まずは壁側ですが、最終的には少し角度をつけ、後方側の裏にWS-1を置くような感じにしました。
これで痩せ気味なセンター部が厚くなり、ボーカルが驚くほどセンターにビシッと決まるようになりました。
単純に反射板的な部分だけではなく、弱い壁を補う形で低域の濁りが減って音階が明瞭になっています。
ラック部分の強化は、ラックに入っていないSCD-777ESの下と迷いましたが、今回はレコードプレーヤーの下に使うことに。
BL-99Vの寸法がわりと大きいのでB-60の大きさを活かせるという側面もありました。
もちろん、これまで通りマグネットフローティングインシュレーター「RMF-1」は併用していますので、ラック天板の鳴きを減らす目的です。
やはり透明感が高まる方向で、中低域の濁りが減ってベースのキレが向上しています。
いわゆるレコードの音というような曖昧さが減って、スピーカーからの再生中でもヘッドホンでモニターしてるいる時と変わらない音色になっていますから、ハウリングがかなり低減されているのでしょう。
板そのものはそこそこ響く印象なのですが、同じ木材とはいえ、異種素材が組み合わさっているから有効に働いているのでしょう。
ただ音への変化の度合いからいけば、やはり反射板的な使い方のほうが影響は大きいです。
とりわけ、やや斜めに配置したことでさらに音像がクリアになり、四重奏曲などの配置や収録されたホールの反響などがとても明瞭に感じ取れるようになったと思います。
こちらも本来ならRWL-3をさらに大量投入できれば完璧なのかもしれませんが、壁全体を覆うのはなかなか難しいでしょうし、適宜移動させやすいという点でも使いやすい素材かなと。
これに慣れてくれば慣れたで、アサダ材なりの響きも気になったりもしますけど、そこは別素材を組み合わせたり、シルクで補助するなどして、少しずつ詰めていきたいと思っています。
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