SONYのBluetoothヘッドホン「MDR-1ABT」を導入してみました。
その直前に有線バージョンのMDR-1Aを見つけていたんですが、我が家にはすでに15本ほどヘッドホンがありますし、それもいくつか整理してそこまで減らしていましたので見送ったのでした。
ただワイヤレスの使用頻度はむしろ高くなっていますし、ワイヤレスに絞ればB&W P7 Wirelessとbeyerdynamic Aventho Wireless JP、それにMaster&Dynamic MW50の3本しかない(という感覚がすでにおかしい)ので、足してみても良いかなと。
ちなみにMDR-1Aのほうはクマデジタルさんの記事をご参照くださいませ。
少し前のモデルではありますが、LDACまで対応しているのはやはり上位機種らしさが感じられます。
他の手持ちのワイヤレスヘッドフォン同様、ワイヤードでも使えるのも良さです。
ただし、MDR-1A(こっちは3.5mm4極)とは違ってヘッドフォン側のリケーブル端子が3.5mm3極となっていますから、バランス接続にはできません。
ワイヤレスモデルは大抵そうなっているのにはBluetoothチップ側の制約でもあるんでしょうかね。
電波を扱う都合上、筐体はプラスチックですが質感はなかなか良いです。
長年使っているとパッドが傷んでくるみたいですけど、今回のはデッドストックの新品だったので現状では全く痛みはありません。
バッテリーも連続再生で最大30時間と、スタミナに不足はなさそうです。
若干仕様の古さを感じるのは充電端子がmicroUSBなところくらいでしょうか。
真っ先にファームウェアが更新されていないかチェックしてみましたが、そもそも一度も更新の配布はされていないようです。
DSEEのオン・オフやイコライジングなどの設定も全くなく、SONYのiPhone用アプリも対応していない感じでした。
LDAC対応のトランスミッターもありませんので、iPhoneとMac ProでAACでの使用となります。
動画ではやや音声に遅れが感じられる傾向があるのはDSEEも影響しているのでしょうか。
音は自然で長時間でも聴きやすそうし、同社のイヤホン「WF-1000X」と音の方向性は似ているようにも感じました。
DSEEの影響なのか、若干ドンシャリといいますか、ボンシャカな部分はあるのですが、ほんの味付け程度なので気になることはないでしょう。
Bluetoothでの接続が不安定になりがちなMac Proでは若干、音が途切れることがありますが、WF-1000Xのような不安定さはないのでじゅうぶん実用的です。
音だけでいえばiPhoneのほうがずっと自然なのは、AACの再エンコードの仕方が違うのかもしれません。
ここ最近はあんまりソニーのヘッドフォンを使った記憶がありませんが、なんとなく以前お借りしたKENWOOD KH-KZ3000に似ているかなぁという印象でした。
MDR-1ABT自体、もうだいぶ前のモデルですから、また最近のは雰囲気が違うかもしれませんけど。
これでヘッドフォンはまた16本に増えましたが、ワイヤレスではAventhoの出番がいちばん少なくなりそうかな。
LDACも一度は試してみたいと思いますけど、それはそのうち対応DAPかトランスミッターでものんびり探してみようかと思っています。
|
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)