Stereo誌ムックの「EQカーブ調整型真空管フォノイコライザ」が12/24に発売予定だ来年1/19に延期されたそうで。
型番としては「LXV-OT10」で、MM/MC対応のフォノイコライザにトーンコントロールと真空管バッファが付いた形です。
昨今の状況による影響なのか、発売が多少遅れるかも!?というのも見かけたのですが、どうやら年内には発売されそうな雰囲気です。
お値段は税込19,800円ですので、もはや付録というよりはエントリー製品という位置づけでしょうけれど。
ムック自体は以下の目次を予定しているそうですが、説明書レベルでしょう。
・真空管フォノイコライザー・キットを作る
・ラックスマン開発陣に聞く、真空管フォノイコライザー製作話
・EQカーブを調整してレコードの真価を引き出せ
・真空管フォノイコライザー・キットを改造して楽しむ
①真空管を交換して楽しむ
②OPアンプを交換して楽しむ
③コンデンサを交換して楽しむ
EQカーブでRIAA以外にも対応させようという趣旨ですが、実際にはイコライジングカーブ自体が変化するわけではなく、イコライザ回路の後ろにトーンコントロール回路が用意されているような構成のようです。
それだとアンプ側のトーンコントロールでもそこそこ対応できる話で、あまり有用ではないような…。
むしろ負荷容量などを自由に選べるほうが便利そうですけどねぇ。
誌面では改造にも言及がありますが、大半の部分はチップタイプの素子が使われているそうですから、普通は真空管とオペアンプ交換が主体でしょう。
むしろスイッチング方式のACアダプタを交換するほうが音やノイズには影響は大きいでしょうが、そちらも内部でフォノイコライザーと真空管バッファ部が独立電源になっていたりしないと、そんなには効果が出ない可能性は高そうです。
ちょっと何でも盛り込み過ぎてしまっているような気はしますが、いわゆる世間のアナログレコードの温かみみたいなものを楽しむには良いフォノイコライザーになるのかもしれません。
ただ、おそらくそんなに部数を用意していない可能性も高いでしょうし、確実にゲットされたい方は早めに予約されることをオススメします。
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