• 196月

    McIntoshのスピーカーケーブル「MSP3000」を気まぐれでゲットしてみました。

    ご多分に漏れず同ブランドを語った偽物が多いらしいですが、こちらはどうやら少し前に出た型番で間違いなさそうです。
    4芯になっているので、バイワイヤリングもスターカッドでも使えるかと思われます。
    色分けは2種類ですから本来はスターカッドを想定しているのでしょう。
    見た目はそれほど高級感はないですが、そこそこ太めのケーブルです。

    試しにつないでみると、中域から中低域がやや厚めで、なんとなくマッキンらしい雰囲気があります。
    ウェットさがあって帯域はやや狭めですから、過度にハイファイ的な方向性ではないですけど、自然でクセは少ないようです。
    楽器の音色がかなり自然で艶があるものの、余計な余韻はさほど乗らず素直です。
    音像は少し大きめになる傾向ですが、これもタイトになりすぎず、音場のつながりが良くなるとも言えます。

    被膜はおそらくポリプロピレン、外被はPVCだと予想されますし、線材も普通に銅で銀メッキなどはないのでわざわざチョイスするほどではないかもしれません。
    ただ、マッキンらしくジャズの躍動感が感じられる傾向があるのは、ウェットさと音離れの良さからでしょう。
    やや気楽に音楽を楽しみたい時には使いやすいケーブルのようです。
    なお最初にも書いたように偽物が多く出回っているので、その点には十分ご注意ください。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Audio
    2021/06/19 4:30 pm | McIntosh MSP3000 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.