ゼンハイザーのワイヤレスヘッドホン「MOMENTUM 3 Wireless」を導入してみました。
すでに以下のようなワイヤレスヘッドホンを7本所有しているのですが、DALIの電源スイッチが不調で使いづらくなってきたので安定感のある専業メーカーのものを追加しておこうかなと。
・AKG Y600NC Wireless (iPhone XS)
・B&W P7 Wireless (iPad)
・DALI IO6 (iPhone 13)
・MASTER&DYNAMIC MW50
・SHURE AONIC 50 (Surface Pro)
・SENNHEISER PXC360BT
・SONY MDR-1ABT (Mac Pro)
世間的には名前も似ている「MOMENTUM True Wireless 3」が評判ですけど、動画閲覧やリモート会議など屋内需要主体なのでイヤホンよりもヘッドホンの出番が多いです。
#ワイヤレスイヤホンもそれなりもすでに保有していますし。
さて今回のM3AEBTXLですが、作りや装着感はさすがこなれてきているなと感じます。
アラウンドイヤーとしてはやや小ぶりなサイズですが、個人差はあると思いますけども耳が痛くなるようなことはないですし、なにより折りたたんで電源オフという仕様がとても使いやすいです。
#スライドスイッチが不調でなかなか電源の入らないDALI比…。
使い始めた頃は低域がもっさりしていて「これで大丈夫?」と思いましたが、エージングが少し進むと低域のモヤが晴れてきました。
最初はやや低域過多で抜けが悪かったというわけですけれど、それは数時間で早々に解消するようです。
ただ全体としてはリスニング寄りのチューニングで、音傾向としては知っているモデルだとHD650に近い方向性でしょうか。
もちろん密閉型なので完全に同じではないですし格も多少は違いますけど、厚みがありつつ芯がしっかりしていると思います。
リスニングに向けつつも質感や情報量も失うことなくバランスが取れています。
ファームウェアは4.0.8で動作も安定しています。
ノイズキャンセリングもSONYほど強力ではないものの、DALIと比べればしっかり効いていて、しかもあまり圧迫感のないものです。
外音を最も遮断する「最大モード」、移動時に効果的な「風切り音低減モード」、内側のマイクを使った「圧迫感低減モード」と3つのモードがあるので好みと場面に合わせて使い分けできますし、ノイズキャンセリングによる音質の変化も最小限だと思います。
コーデックはaptXやaptX LLにも対応していますが、動作確認以降はiPhoneなのでAACで使っています。
欲を言えばLDACへも対応したらうれしいですけど、そこまでこだわるならケーブルで繋げば良いですし気軽に楽しめるほうを重視しています。
ケーブルも付属していて、ヘッドホン側は2.5mm4極なのでバランス接続も可能なのかもしれません。
ただ少し奥まっていますし、GNDがきちんと分離されているかも怪しい印象もあるのでシンプルに付属のケーブルで楽しむ程度のほうが良いかも。
唯一欠点を挙げるとすれば、すでに多くのユーザーさんも挙げていらっしゃいますがケースが少し大柄なことでしょうか。
せっかく折り畳めてもケースが丸形ですし、ヘッドホンの側もイヤーユニット部分を横に倒すことができないので持ち歩く方にはあまりコンパクトに感じられないかもしれません。
さすがにそろそろ(耳の数に対して)飽和状態ですが、それぞれのヘッドホンの良さを活かして楽しみたいと思います。
|
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)