そういえば少し前にエイ出版社のムック「CAMERA magazine」の
第3巻が発売されてます。
CAMERA magazine no.3 (3) エイ出版社 2006-06 by G-Tools |
今回の特集は「勝負カメラ・どこでもカメラ・休日カメラ」ということで、
場面に合わせたカメラを色々使い分けましょう、という企画。
いつものように色んなエッセイや記事が楽しめるのですが、何故か
今ひとつ「買おう!」という気になれないんですよねぇ。
そう感じるのは、おそらく全般的に「現行モデル」にこだわってるように
感じられるから、かもしれません。
もちろん、中にはクラシックカメラのようなものも扱われてはいるのですが、
あまりに定番過ぎて、新鮮味がないんです。
かといって、作品で魅せる感じでもないし、もちろん、新機種なんて
銀塩では、大して出てくるはずはないですからねぇ。
価格的にも少し高めなわけですし、もう少しコンセプトをはっきりさせて
くれたほうが、うれしい気がします。
数少ない銀塩専門の雑誌ですから、末永く続けていって欲しいので、
あえて苦言を書いてみました。
その点、意外な伏兵だったのは季刊で発行されている「analog」という
雑誌です。
analog (アナログ) 2006年 07月号 [雑誌] by G-Tools |
こちらは基本的にはオーディオ雑誌なわけですが、ページ数は少ないものの
カメラも取り上げられています。
今回の特集は、ライカのLマウントレンズで、ほかにもハヤタカメララボの
早田さんのカメラ修理についてのインタビュー記事も掲載されてます。
ちなみに記事自体もハヤタカメララボの方が担当されているんだそうで。
どうりで内容が濃いはずですね。
オーディオにも興味がある方は、一度ご覧になってみる価値はあるかと
思います。
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4 Responses
6月 24th, 2006 at 8:46 PM
おそらく広告がらみ(広告記事っぽいもの)ってこともあるのでしょうね。
最近「新しいカメラ雑誌」が増えてきてとても嬉しい反面、ちょっと記事が薄くなってきちゃったかなぁ…と思うこともしばしばあります。
いっときブームになるとどの業界でも同じなんですけれどねぇ。
もう少したしかにつっこんで欲しいなぁと思います。そういう意味で初号がいちばんたのしかったかな。
6月 24th, 2006 at 10:24 PM
ibukuroさん、コメントありがとうございます。
私も最初の号が一番良くできていたと思います。
正直、エイ文庫のほうも最近は乱発気味な気がしますし…。(^^;
広告記事、提灯記事っていうのは、どの業界にもありますね。
オーディオ誌なども以前はひどかったですが、最近は
雑誌数も減って、だいぶそういうものは淘汰された感があります。
せっかく定期的に出しているなら、もっと機種やブランドを絞って
特集を組んでも良いのに、と思います。
個人的には、エッセイがもっとたくさんあると楽しいんですけどね。
6月 24th, 2006 at 10:31 PM
どもどもです。
PC雑誌がそのいい例でしょうね…乱発しすぎて内容が薄い&同じライターばかりです。
確かにクラシックカメラを紹介したところで「お金にならない」と思ってるのかもしれませんが、本当はそうじゃないだろうに、とも思うのですよ。そこからきちんと書いて伝えていくことが、ひいては「カメラ好き」「写真好き」を育て、デジカメも含めたイメージング事業全体を活性化することに繋がると思うんですが…
レコードの音をしらなかった世代がレコードをいまになって楽しむのと同じように、そういう「音楽好き」と同じように「写真、カメラ」を語ることのできる人たちを育てて欲しいものです。
コラムもあまりにも著名な人の場合、仕事がおいそがしいせいか、たまに「なげやり」な原稿を目にすると、なんだか悲しくなります。
6月 24th, 2006 at 10:38 PM
ibukuroさん、コメントありがとうございます。
さすが、その筋の方(笑)のご意見は、的を射てて、うなずくばかりです。
以前、私がいた会社には良くソフトバンクの方
(Oh!xxの時代)が取材がいらしてましたが、
あの頃は新製品の記事もありましたが、
しっかりユーザーを支える、育てる風土があったように
感じます。
正直、カメラはオーディオが歩んできた道を
突き進んでるように思えてなりません。
CDがデジカメに変わっただけで…。
そう考えると、雑誌も数誌を残して消えてしまい、
国産メーカーも数社になってしまうんでしょうねぇ。
どうも私が趣味にするものは、そういうものが多いようです。(苦笑)
コラム、確かに内容の良さも重要なポイントですね。
その点では、MacPeopleは、なかなか頑張っているな、と感じます。