• 047月

    先日、本屋さんで『岡本太郎が撮った「日本」』という本を見つけました。

    4620605743 岡本太郎が撮った「日本」
    岡本 敏子 山下 裕二
    毎日新聞社 2001-04

    by G-Tools

    岡本太郎さんといえば、その独特のキャラクターとともに、絵画や彫刻などの
    芸術作品で有名ですが、実はカメラでもたくさんの「作品」を残して
    いらっしゃるんだとか。

    パリに滞在していた頃は、ロバート・キャパやブラッサイ、マン・レイといった
    写真家たちとも交流があって、撮られた写真も、さすが芸術家だけあって
    きちんとしたメッセージが込められたものになっていると感じました。

    日本でも特に、東北と沖縄に興味を持たれていたようで、地域独特の
    儀式や風習など、そうしたものを淡々と記録に残すかのように、写真を
    撮っていたようです。
    おそらく、芸術作品のためのモチーフという意味合いもあったのでしょうね。

    岡本太郎の東北 岡本太郎の東北
    岡本 太郎 飯沢 耕太郎 岡本 敏子

    by G-Tools

    本には写真だけでなく、カメラに関わる逸話なども書かれていて、ヨーロッパで
    買ったばかりの高級カメラ「スーパーイコンタ」を三脚に立てて写真を撮っていたら
    はずみで倒してしまい、蛇腹が閉まらなくなってしまった、なっていう、
    ユーモラスだけど笑えない話なんかも載っていました。

    岡本太郎記念館では、そうした写真作品も所蔵しているそうですし、
    一度じっくり見てみるのも面白いかもしれません。

    (当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)

    Filed under: Book
    2006/07/04 2:09 pm | 岡本太郎が撮った「日本」 はコメントを受け付けていません

Comments are closed.