GUSTARDの10MHzクロック「C16」を入手しました。
最近はなぜかアナログを聴く頻度が圧倒的に高まっていて、デジタル側をちょっと強化したいなというのが理由です。
レコードを音源として追加する比率が高いせいもあるのでしょうけど、寒くなってくるとちょっと面倒でもありますし。
これまでも外部クロックはAUNE XC1を使っていて、これはオリジナルだとACアダプタなので9Vのリニア電源を接続していました。
内蔵クロックでもSingxer SU-2は動くわけで、ここが本当にボトルネックになってるかは分かりませんけど、一体化でスッキリさせたいというのもありました。
もっと上記の、たとえばC18なども候補ではありますが、うちの他の機材とのバランスを考えるとこのくらいでしょう。
カタログスペックでいうとさすがにAUNE XC1よりは上のはずで、精度が±300ppb(AUNE XC1が1ppm=1000ppb)らしいです。
実際にはアラン分散が重要という意見が多いみたいで、こちらは2E-12(2nHz,AUNE XC1は情報なし)となっています。
電源を投入すると正弦波(Gentle)と矩形波(Vivid)の双方が点滅状態になります。
一度押すと強制的に点灯にもできますが、15分でウォームアップして自動点灯状態で使うのがベストです。
ちなみに点滅状態の場合にはクロックは出ていないようで、Singxer SU-2で外部クロックを受けていませんでした。
音傾向の変化としては低音ががっしりした印象で押しが強くなって安定感が向上したような気がします。
また無音時の静寂感が高まって弱音部の描写もより細かくなっているようです。
だんだん温まってくると、さらにその傾向が強まってくるので、気のせいというわけでもなさそうです。
楽器の分離も良いのが印象的で、それぞれがバラバラに聴こえるという意味ではなく各楽器の音階が追いやすいという感じになりました。
MP3的に間引かれないという感じで、ハイレゾの良さが活きてくるような感じです。
徐々に落ち着いてくると、力強さと繊細さが両立してきて、「整う」というのがいちばん良い比喩かな。
むやみに変化を強調して邪魔する部分がないのも好印象です。
それだけに導入しても全然変わらないと言われかねない部分もあるかもしれないですけど。
さらにヒューズをリテルに交換(元は普通のガラス管の500mA)して再度ウォームアップからスタートしました。
穏やかで尖りがないところは変わらず、静寂部分の鮮度がさらに少し上がった感じがします。
伴奏のピアノの音階(特に左手)が明瞭になったのが印象的でした。
うちだとDDCでしか出番がないですが、仮にネットワークハブ等で使う場合が出てきたらそっちはAUNE XC1を使って分けたいかな。
そもそも今回のGUSTARD C16も含めてクロックはオーディオ系じゃなくてパソコン周辺機器の側から電源を確保してますけどね。
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