Burst.comという会社が、iTunesやiPodで使われる技術が自社の
特許を侵害しているとして、Appleを提訴したんだそうで。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/04/18/11689.html
気になったので、どんな特許なのか調べてみました。
侵害しているとしているのは、米国特許の「4963995」と「5995705」、
「5057932」、そして、「5164839」です。
TitleとAbstractしか見てませんが、どうやら「オーディオやビデオ信号の
圧縮状態での転送」についての特許のようです。
この会社、以前にMicrosoftとも似たような内容で提訴しており、
このときは「Burstware」という配信システムの特許を侵害していると
主張していたようです。
このシステムは、サーバー/コンダクタ/プレーヤーという構成で、
配信中にネットワークの状態に応じて配信状況を最適化する仕組みを
持っているもののようです。
ここから推測すると、「今の回線はADSLだから、このくらいのビットレートに
しておこうか」などという可変ビットレートに関わる内容みたいですね。
ただ、今回はプレスリリースを見ても、QuickTimeではなく、「iPodとiTunes」
となっていて、そうなると、単純な「圧縮状態での転送」になりますよねぇ。
まぁ、結局、はっきりしたことはわかりませんが、Appleは「その程度のものは
特許として認められない」、すなわち、「既知の事実」であると主張するでしょう。
私もAbstractを読む限り、効力は圧縮の手法が限定された範囲にしか
およばないように感じますけれど…。
特許を主張するのは権利ですから悪いことではないですけど、ある意味
「公共の福祉に反する」ような主張は、できればやめてもらいたいものです。(^^;
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