Intel Core Duo搭載のiMacとMacBook Proが発表されて
一日経ったところで、やっとお祭り気分も落ち着いてきました。(私だけ?)
そこで、この新しいMacについて、諸々と考察してみようかと。
まず、CPUは「Intel Core Duo」のT2300~2500が採用されてます。
コードネームで「Yonah」と呼ばれてるものですが、現状、「EM64T」は
非サポートなんですよね。
言い換えると、今回のiMacやMacBook Proは32bitマシン
ということになります。
もちろん、「64bitだから、すごい」なんてことはないですけど、
次期コアのMeromからはEM64Tがサポートされる予定ですし、
将来的に、これが足かせになる可能性がないとは言えません。
それに関連して、Windowsの起動もかなり困難なようです。
今回のMacでは、BIOSではなく、EFIを採用してます。
ということで、起動にBIOSを必要とする、現状のWindows XPを
起動させるのは、かなり難しいようです。
ちなみに、現状でもIA64版のWindowsや64bit版の
Windows Server 2003はEFIブートをサポートしていますけど、
そもそも現状のIntel Macは32bitなので、これらはインストール
対象に該当しませんからねぇ。
Windows VistaもEFIをサポートする予定ですし、Microsoftが
Windows XP用のEFIブートローダーを提供して、MacでWindowsを
動作させることに積極的に取り組めば、話は別ですが…。
次に、2倍とか4倍とか言われている速度の件ですが、これは
クマデジタルさんのところで紹介されていたAppleのページが、
より現実味のある比較かと。
体感的には、SafariやGarageBandなどの通常アプリの性能、
具体的にはMacBook Proで2倍、iMacで1.6倍といったあたりと
考えておいたほうが良いかも。
また、OfficeやPhotoshopなど、まだユニバーサルバイナリ化
してないアプリは、Rosettaでエミュレーション動作するわけで、
事前の情報では50~60%ほどの性能になるんだとか。
そうすると、MacBook Proで同等くらい、iMacで8割くらいの
体感なのかもしれません。
このあたりは、実際のレポートがもうすぐ出てくるでしょうから、
それを待ったほうが良いでしょうけどね。
あと、良いニュースとしては、登場AltiVecをサポートしないと
されていたRosettaが、もしかするとAltiVecをサポートしてるかも
しれない、との噂もあります。
エミュレーションするわけですから、サポートしても速度の問題は
残りますが、G4以降のみ対応のアプリが動作するのは、
うれしい場面も多いんじゃないでしょうか。
これも、実機での確認を待ちたいところです。
ほかにも、プリンタやスキャナといったハードのドライバの供給状況とか、
考えてみると、やはりまだマイナス面も目立つ考察結果になっちゃいました。
まぁ、こんな風に、ややネイティブな印象になるとはいっても、
Mac OS Xが発表された当初に比べれば、断然マシでしょうし、
大部分は時間が解決してくれるでしょうけどね。
とりあえず、衝動的にポチッとしちゃいそうな方は、その前に
一度、ご自身でも考察されてみると良いかもしれません。(笑)
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