先日、バウリンガルを購入したこともあって、参考になればと、この本を借りてきました。
バウリンガル はじめて犬と話した日 鈴木 松美 竹書房 2003-08 by G-Tools |
鈴木松美さんという名前は、どこかで見たことがあるなぁ、と思っていたのですが、
音声解析というと必ずテレビに出てくる「日本音響研究所」の所長さんなんですね。
バウリンガルの開発自体に深く関わったそうで、タイトルや表紙の雰囲気とは違い、
かなり音声解析の技術的な話も書かれていて、私としては参考になりました。
バウリンガルはどうやら、FFTで周波数解析して6種類の感情のどれに分類されるかを
判定し、あとはその分類にあらかじめ登録されている言葉の中からランダムに
メッセージを出しているようです。
かなり高性能なCPUを積んではいるようですが、それでもリアルタイムでFFTをやるのは
つらいようで、特徴点を絞って部分的に処理して、解析速度を確保してるんだとか。
私も画像処理ではありますが、低スペックな製品に載せる時は、こういうところで
理論だけではないテクニックを駆使しないと、うまく製品に仕上げられないですからね。
そこら辺が、大学での研究などとは違うところですね。
もちろん、技術的な解説だけでなく、バウリンガルの意外な活用法や、認識結果の
捉え方など、マニュアル本のような使い方にもバッチリ対応してます。
むしろ、本体付属のマニュアルより、こっちを製品に付けたほうが良いかも。(笑)
私が気になったのは、「るすばん翻訳」と「人間が犬語をしゃべる」っていうもの。
「るすばん翻訳」は、バウリンガルの正式な機能なんですが、お留守番している間に
ワンちゃんが話した言葉を、時間と共に記録してくれるものです。
「留守の間、どうやって過ごしてるんだろう?」っていうのは、飼い主としては
気になりますものね。
今度、PCカメラと共に仕掛けて、ジョブのお留守番の様子を観察してみようかなぁ。
「人間が犬語をしゃべる」というのは、飼い主が「ワン!」とか何かしゃべってみて、
バウリンガルに認識させるという、お遊び。
これでうまく犬に感情が伝わるようになったら、犬語がしゃべれる、まさに「バウリンガル」な
飼い主になれますってわけです。(笑)
「うれしい」は比較的簡単らしいので、今度試してみようかな?
肝心の「バウリンガル」は、「ゲインズ特選街」というお店で、
まだ2580円(税込,送料735~1200円)で購入できますので、良かったら、
上の本といっしょに試してみられては、いかがでしょうか?
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