Mac用のリサイズソフトがどうもいまいちパッとしないので、
Windowsも含め、もう少し良いものがないかといろいろ調べてみました。
一応、仕事柄、画像処理アルゴリズムはある程度理解しているので、
縮小だけに限るなら、性能面も考えて面積平均法かなぁと思っています。
しかし、これを採用したソフトって少ないんですよねぇ。
そんな中、Windowsではありますが、多彩なアルゴリズムに対応した
「リサンプリングエンジン R13」というフリーソフトを見つけました。
名前の通り、13種類のリサンプリングアルゴリズムを装備しています。
私の一押しである面積平均法(平均画素法)はもちろん、高品位なアルゴリズム
として有名なLanczosも三種類用意されています。
いろいろと語るより、実際の縮小画像を見てもらった方が良いでしょう。
以下のページに各アルゴリズムでの縮小画像を置きました。
https://www.sara-mac.com/r13/sample.html
α700で撮った写真をすべて同ソフトで長辺368pixelに縮小してあります。
JPEG保存ですが、Lanczos3や平均画素法あたりの良さがご覧いただけるかと。
シャープネス加減の好みなどもあるでしょうが、これだけあれば
好きなものを選べることでしょう。
なお、後処理でシャープネスを調整するなら、やはりシンプルな
平均画素法がオススメです。
平均画素法は基本的に縮小向きのアルゴリズムですが、他のアルゴリズムや
ソフト自体は拡大にもしっかり対応しています。
画質だけでなく、Exifのコピーなど、なかなかよくできたソフトかと。
これがMacにあったらなぁ。
私が作るべきなのかなぁという気もしますが、まぁそれはのんびりと。(^^;
ディジタル画像処理 by G-Tools |
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2 Responses
1月 3rd, 2010 at 6:11 PM
MacBSさん、
あけましておめでとうございます。
リサイズは、結果のバイト数と、画質の維持の総合的な判断になりますね。
Lanczos V3が流行ですが、これも、結果のファイルサイズが小さくても、画質が維持されるコトから人気かと思います。
Adobe Photoshopのバイキュービック法でも、他リサイズアプリの2倍程にもなるファイルサイズを考慮しなければ、画質は高いです。
そして、Windowsには、沢山のリサイズソフトがありますが、Mac用は数えるほどしかないのと、多くのアルゴリズムを選択できるリサイズソフトもあまりありません。
是非、MacBSさんに、Mac用リサイズソフトの定番を作成して頂ければと思います。
じっくり待ちますので。
1月 3rd, 2010 at 6:59 PM
Kiyoさん、コメントありがとうございます。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
リサイズだけでもいろいろな技術があって、奥が深い世界です。
個人的にはエントリーでも書いたように、シンプルな面積平均法が好きなんですけどね。
工夫次第で高速化もできますし。
ファイルサイズは情報量の指標でもあるかと思います。
輪郭やエッジを残しつつ、アーティファクトを起こさないのは両立が難しい問題ですが。
Mac用のリサイズソフト、ぜひ作りたいとは思っています。
これまではCarbonしか経験がないので、次はCocoaかな。
アルゴリズムで困ることはないのですが、ObjectiveCが…。(^^;
気長にお待ちいただければ幸いです。