音元出版から「アニソンオーディオ」というムックが1/30に発売予定だそうで。
実はずいぶん前からAmazonにも載っていて、当初は1/14発売予定だったんですが、その後、1/30に変更になっていました。
出版社のWebサイトにも予告が出ていましたから、今度は延期はなさそうですけどね。
内容的にはまさにタイトル通り、アニソンを楽しむためのオーディオ雑誌です。
音楽ジャンルを絞ったオーディオ誌というのは意外と多くなくて、以前のオーディオマニアにリスナーが多めなジャズやクラシックでもどちらかと言えば各ジャンルの音楽誌のほうで取り扱うことが多かったかと。
最近はハイレゾ音源配信も増えてきて、こうした以前からのジャンルも多いですけど、たしかにアニソンの比率も高いなぁと感じています。
おそらく数年前あたりから伸びてきたヘッドフォンオーディオからの裾野の広がりなのでしょうね。
だからといってジャンルを絞って、定期刊行できるネタがあるのかは今後のお手並み拝見ですが。
そんな記念すべき第一号はまず目玉に綴じ込み付録としてPure2のDSDレア音源&イラスト壁紙を付けてきました。
といっても私にはあんまり良く分からないんですけど、アクアプラス作品の名曲を中心に厳選した楽曲をジャズアレンジしたという同タイトルのSACDは、これまでのオーディオ誌でも何度か目にしたことがあります。
他のPCオーディオ誌でもハイレゾ音源が付いてることは多いですが、マイナーなものやレーベルのデモ的なものが中心で、今回のはそれに比べるとアニソン業界ではメジャーな内容ではないかと。
またイラスト壁紙にいたっては一見オーディオとはあんまり関係ないような気もしますが、よく考えるとPCオーディオやタブレット、スマホなどを音源として利用しているユーザーも多いはずで、そうするとそれらの壁紙にもなりますね。
むしろこれは他のオーディオ誌でも真似てもらって、オーディオメーカーの壁紙とか付けてほしいくらいです。
続いて誌面のほうもやはりアニソンを前提にしたネタをしっかり詰めてきています。
特別インタビューは高橋洋子さんと大森俊之さん、FLAIRやStudio MSRのエンジニアへのインタビュー、ソニーの金井隆氏とFIXレコード社長との対談など、かなり濃い雰囲気です。
オーディオ誌というとすぐに評論家が登場しますけど、ちょっと毛色が違うところをチョイスされてるようですし、人気声優さんのイヤフォン・ヘッドフォンの聴き比べなど、ファン心理をうまく突いた企画を盛り込んでいますね。
機材としてはポータブルではSHUREにAKG、DYNAMIC MOTIONなど、据え置き機はコンパクトシステムとしてOlasonic、PIEGA、ハイエンドではAccuphaseやLUXMAN、TADも登場してるようです。
アニメ本体を観る機会も当然多いだろうということか、OPPOのユニバーサルプレーヤーを紹介してるのは、なるほど、という印象です。
むしろオーディオに絞らずにアニメHiViみたいなほうが網羅性が良いような気もしますが、音元出版だからアニメレビューですね。