新しいiPodが続々と登場したり、それに合わせるように色んなタイプの
ヘッドフォンがリリースされていますが、ヘッドフォンで聴く音楽と
スピーカーで再生される音楽っていうのは、やっぱり違うものなんですよね。
ヘッドフォンで再生される音場とか音像って、どうしても頭の中に
閉じた世界観なんです。
もちろん、それを楽しむ良さもありますけど、それはあくまで
空間に広がるスピーカーの世界を知っていてこその「異空間」だと
感じています。
かといって、オーディオに本格的に凝るのは、なかなか大変
でしょうし、iPod買い換え費用くらいで楽しめるスピーカーを
紹介して、ぜひ皆さんにもスピーカーで聴く音楽を楽しんでもらいたいなと
思っています。
一本目は、個人的にもずっと欲しいと思っているCELESTIONの
F10です。
明朗な若い音ではありますが、どんなジャンルもこなす
オールマイティーさが自慢です。
音量がそれほど大きくなくてもバランス良くなってくれるのも
ヘッドフォンに頼りがちな環境では便利かと。
2本目は、TANNOYの「MERCURY F1」。
こちらは少し大人しめですが、低音の豊かさとか、豊潤な
柔らかさと秘めたる強さみたいなものも兼ね備えてます。
タンノイというとクラシック向きと思いがちですが、意外にジャンルは
選ばないと思います。
もっとクールな感じなら、B&Wでしょう。
ヘッドフォンのような正確な再生、透明感を望む方には
向いてるんじゃないかと感じます。
追い込んでいけば、まさにピンポイントの音像も生み出せます。
もちろん、ほかにもオススメのスピーカーは色々ありますが、
ヘッドフォンよりも試聴がしやすいのも良いところです。
できれば、お店にお気に入りのCDを持って試聴に出かけるのが
一番かと思います。
また、「コンポすらないよ」という方もいらっしゃるでしょう。
そういう方にはアンプ内蔵タイプの「TIMEDOMAIN mini」が
オススメです。
TIMEDOMAIN TIMEDOMAIN mini TIMEDOMAIN by G-Tools |
これなら堅苦しく身構えず、パソコン用の外部スピーカーとして
iTunesなどで気軽に使えます。
それでいて、性能は単体のスピーカーに負けない実力があると
思います。
少しでもiPodやヘッドフォンだけでなく、スピーカーに目を向けて
もらえたら、オーディオ好きとしては、うれしいところです。
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2 Responses
11月 7th, 2006 at 7:57 PM
MacBSさん、こんにちわ
ヘッドフォンと聞くと、すぐに思いつくのは電車の中でシャカシャカ聞こえる音です。日本ではあまり問題になりませんが、米国あたりでは、大きな音で聞くために難聴になる人もいるようで、確か、訴訟が話題になった記憶があります。
一方、生の音でも難聴になることもあるようで、ロックの演奏者は勿論、クラシック音楽のオーケストラ奏者でも問題になっているそうです。
外ではともかく、家庭の中では、やはり、近所や隣の部屋に迷惑を掛けない音量で、スピーカーで聞くのが、吉だと思います。
11月 7th, 2006 at 8:48 PM
matsumoさん、コメントありがとうございます。
ヘッドフォンは外出先や深夜は確かに便利ですが、
多用しすぎると、ある意味、慢性中毒化しちゃう傾向がありますね。
難聴については、オーディオ評論家の方でもなることが
あるようです。
大音量再生も一種のクセみたいなものですからね。
スピーカーの楽しさは配置や高さ、向きなどを変えるだけで
別のスピーカーのように音の変化を楽しむことができる
点にもあると思います。
特に、上で紹介したような小さめのスピーカーなら、
色々楽しめて一石二鳥だと思います。