PCオーディオをやりはじめてディスプレイの両脇にスピーカーを置くようになったのですが、実はセッティングの基本から外れる部分が多々あって困りものです。
Audio Visualなどでもスピーカーの真ん中にスクリーンやディスプレイを置きがちですが、そもそもこれ自体が良くないんですよねぇ。
最近の液晶ディスプレイは薄い板形状ですし、共振版みたいな感じになってしまいがちです。
だからといって、こればかりはどうしようもないんですけどね。
また、PCオーディオの場合、ニアフィールドリスニングなセッティングになりますが、これも机の上などにスピーカーを置いてしまいがちなので、スピーカースタンドなどを使わないケースが多いかと。
うちも例外ではないのですが、そこはなんとかウッドブロックなどで簡易的なスタンドは設けています。
また、机の高さの関係もあって、どうしてもスピーカーの高さが耳の位置と合わせづらいという部分もあったり…。
さらに置き場所の強度もなかなか難題でして、うちでもある程度の音量まではあまり気にならないものの、音量が上がってくるごとに音の濁りが気になっていました。
さきほどのウッドブロックやコルクなどで多少は良くなったものの、振動自体の量が多くなってくるとどうしても土台の共振は避けられないようです。
そこで振動を少しでも吸収してくれる素材はないかと調べていたら、どうもソルボセインが良さそうだなぁと。
ソルボは人工筋肉として生まれた素材らしく、衝撃吸収や、防振、制振、消音、防音などに効果があるとのこと。
音の濁りもさることながら、音量が上がると隣室に低音が響くという問題もあったので、これは一石二鳥かも。
オーディオ用のものもすでに結構出ていて、カットして使えるシート状のものとか、オーディオテクニカのハイブリッドなものなどもあって、お値段も意外とお手頃な感じです。
メタルやウッドなどの素材との組み合わせによって音のコントロールもできそうですし。
とは言いつつ、いつも格安の素材ばかりで実験している身としてはなにか代替になる素材がないかなぁとも思い、百均でいろいろ眺めていたところ、耐震用のジェルパッドを見つけました。
ソルボセインよりはぷにょぷにょした感じもありますが、そこそこ近い効果があるかも!?と試したところ、確かに振動は減りました。
柔らかい素材などで音の芯が鈍るかなぁと思いきや、低域の濁りが減った分、高域が少し尖った感じになったくらいです。
トータルでは良い要素だけとは言い切れませんが、他のインシュレーターよりも変化は出やすい印象で、振動が気になってる場面では有用な素材かと。
もちろん、そのうちちゃんとしたソルボセインにしたいと思いますけど、方向性は近いと思われますし、まずお試しには良い感じです。
ただ、この耐震ジェル、時間が経つと溶解しちゃったりするケースもあるらしいので、その辺りには注意が必要かもしれません。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)