アナログレコードの水洗い、木工ボンドパックと試してきましたが、巷ではデンターシステマで拭くというのも良くやられているようなので、物は試しとデンターシステマの歯ブラシを買ってきました。
超極細毛のは他社からも出てましたが、やっぱり本家が安心かなというのと幅広タイプが吹きやすいかなとチョイスしました。
ダメだったら本来の用途で使えば良いわけですし。
さすがに歯磨き粉は使いませんので、歯ブラシにはレンズクリーナー液を付け、それでスクラッチノイズの多いディスクで試してみました。
結果はあまり芳しくありません。
ノイズ自体は右chを中心に良く取れているんですが、なぜか左があんまり減らないんですよね。
ブラシの当て方にもよるのかもしれませんが…。
そしてさらに悪いことに縦傷が発生して針飛びするようになってしまいました…。
デンターシステマが直接の原因で付いたものなのか、それとも砂系のゴミが付着していたりして起こったものかどうかは不明ですが、スポンジ洗いや木工ボンドパックでは一度も起きなかった事象です。
おそらくクリーニングクロスなど別の要因だと思われますけど、毛先を触ってみると意外と太いように感じるんですよね。
超極細毛とは言ってもそれは「歯ブラシとしては」ということで、ともかく気軽に使うのは危険だなと。
というわけで、デンターシステマは歯磨き用に転用です。(元々そっちが本来の用途…)
歯ブラシとしてはなんとなくスッキリとした磨き上がりでオススメです。
ちなみにレコードクリーニングで私が試した方法の中でいちばん効果が高かったのはやっぱり木工ボンドパックですが、これは手間も時間も掛かります。
速乾性タイプもありますが、これはレコードクリーニングに限ってはあまり向かないらしいです。
手軽さではスポンジと中性洗剤で洗って水洗浄が効果とのバランスが良いかと。
これも慣れてきて分かったんですが、コツとしてはスポンジを面で使わず、二面の角で拭く感じにすると溝にしっかり入りやすいようです。
以上、ほとんど誰の役にも立たない情報でありました。