Blu-rayビデオの規格に準拠したまま、ハイレゾ音源を収録した、言わば「Blu-ray Audio」とも言うべき規格が提案されているそうで。
海外では確かノルウェーのレーベル「2L」がすでに出ていたような記憶もありますが、今回は日本国内で、メモリーテック、クリプトン、キュー・テック、カメラータ・トウキョウといった、音源関連の会社が参加しての提案となってるようです。
規格上、DVDも24bit/96kHzのリニアPCMが収録可能で、私もToastを使ってディスクを作ってみたりしたこともありますが、Blu-rayは24bit/192kHzもOKとのこと。
容量も多いので、片面一層でも十分すぎるくらいですし、そもそも通常のBlu-rayプレーヤーでの再生ができる点が売りなのかな。
ただ、ユニバーサルプレーヤーを除き、オーディオ系の機器ではBlu-ray対応というのはほぼないわけで、参加レーベルの出しているような音源のターゲットユーザー向けであれば、素直にSACDで出したほうが良いような気も…。
DVD Videoと互換のないDVD Audioよりは良い気もしますけど、規格ばかり乱立させてもねぇ。
なお、コピープロテクトには通常のBlu-rayビデオと同じAACSを採用するそうです。
SACDみたいにデジタル出力が抑止される(そもそもDSDが扱いづらいせいもあるけれど)ことはないでしょうが、この辺りも時代にそぐわない印象もあります。
個人的にはNextCDはやっぱりSACDだと感じますし、機材を買い足すならSACDプレーヤーだろうなぁと思っています。