ロジウムメッキのBFA対応バナナプラグがLINNのアンプ側に移動したので、スピーカー側はしばらく直付けになっていたのもあり、さらに追加でバナナプラグをゲットしてみました。
まずはこのところハマっているQEDのQC-Bです。
現在はAIRLOCというカシメるタイプのものを推していますが、こちらはスクリューロックのものです。
現行でも海外ではプラスティックのが残っていますけど、これは旧タイプのになります。
そしてもう一種類はinakustikのMB-1471です。
こちらは横からケーブルを入れて締め込むタイプで、スタックができます。
ということでバイアンプ駆動している高域側にQED、低域側にinakustikとして、まずは接続してみました。
これで再認識したのはバナナプラグはやっぱり接点が一つ増えるわけで、音の傾向的な変化はあるものの、全体的には劣化の方向なんだなと。(当たり前)
直接繋ぐのと比べるとスピード感が鈍った印象があり、低域側がややまろやかになった気がします。
高域も少し詰まった感じがあり、先日導入したばかりのQED Rubyの印象が鮮烈だったこともあって、こちらのほうがむしろ直接接続との差は大きいように感じます。
ただ、Amazonベーシックを使った場合に比べれば、変化は極小で済んでいるようですし、硬くて太いケーブルだと直付やYラグだと取り回し時に緩みやすいというのもあって、やっぱりバナナプラグの利便性を重視したいというのもあります。
そこで音の傾向変化については、他の部分で対処してみることにしました。
具体的には、QEDのインターコネクトケーブルを入れ替え、QUNEX 4SをDAC-プリ間、QUNEX SSをプリ-パワー間にと交替させただけです。
これで高域、低域共にレンジが伸び、情報量が増えた印象になりました。
これまで色々とケーブル入れ替えをやってきて、プリ-パワー間が音への影響が大きい印象だったですし、そういう意味ではここのSilver Spiralを持ってくるのがベストだったとも言えそうです。
ニアフィールドで聴くと多少粗が目立ちすぎる感もありますが、少し離れたソファに座って聴くと音場感、臨場感が高くなったようです。
さらにこの状態でしばらく使っていたんですが、QED Rubyがあまりにも硬くて取り回しがしづらく、バナナプラグですら緩んでしまうことが発覚しました。
サウンドは非常に素晴らしいQEDですけど、スピーカーケーブルはちょっと皮膜が固すぎるのが難点ですねぇ。
インターコネクトケーブルはプラグの作りも良くて素晴らしいのですが、バナナプラグはinakustikのほうが肉厚で精度も高いような印象です。
そこで、バナナプラグも上下入れ替えて、高域側にinakustik、低域側にQEDとして最終決着です。
これで当初あった重々しさが減り、全体に音が明るくなりましたし、上下のバランスが良くなったと思います。
というわけで、オーディオに興味がある方ですらあんまり興味のなさそうな狭い内容が続いていますが、これでオーディオのケーブル周りもだいぶ固まってきました。
残るケーブル関連の課題としては以下のあたりでしょうか。
・低域側のスピーカーケーブル (候補:QED Ruby or Revelation)
・DDCへのUSBケーブル (候補:QED Performance graphite)
・DDC-DAC間のデジタルケーブル (候補:QED Professional Digital Coaxial)
・DACの電源ケーブル (候補:自作 or CHORD C-Power)
もちろん実際にはケーブルよりも別のところの優先順位のほうが高いですし、手持ちのを色々入れ替えたりしつつ、なにより音楽を楽しみたいと思います。