セパレートアンプにグレードアップするようなケースで、なかなかプリアンプとパワーアンプを同時購入するのは難しいですよね。
手持ちのプリメインアンプにPRE OUTやPOWER INがあれば良いのですが、最近はないモデルのほうが多い感じで、うちのアンプたちにも残念ながら用意されていません。
そんな時、ボリュームコントロールだけができる、いわゆる「パッシブプリ」があれば良いかも、というわけで、ちょっと調べてみました。
ちなみにあらかじめ断っておきますが、プリアンプには入力セレクタなどのコントロール機能以外にも、本来は電圧増幅段としての役割もあるので、「ないほうが良い」なんてことはないのですけどね。
というわけで、あくまでもプリアンプ導入までの補助と考えると、再生機器のボリュームで済ますという手もあります。
一部のCDプレーヤーやPCオーディオですと可変出力が用意されているケースもありますから、これでもとりあえずはなんとかなります。
ただ、あまり小さい音だとデジタルボリュームではいわゆるビット落ちが出がちですし、アナログボリュームでは音質劣化やギャングエラーも出てきます。
格安のボリュームコントローラとしてはFOSTEXの「PC-1EX」がオススメかな。
以前お借りして使ったことがありますが、パワードスピーカー用ということですが、そこそこしっかりしたボリュームという印象でした。
なによりお値段が格安なのがうれしいところで、旧モデルらしい「PC-1e」なら、さらにお安くなってるようです。
もうちょっと高級なものですと、COSMOWAVEのAST-VR4GIIあたりもあります。
お値段はさすがにそれなりになりますけど、セレクタとしての機能も持つので、場合によってはそのままプリとして使い続けることも可能かも。
さらにおまけでリモコン操作やデジタルボリュームとしての機能を持つとなると、FireStone Massなんて機種もあります。
PGA2310を使ったものですが、この機器自体にゲインがあるのかはちょっとわかりませんでした。
ただ、どのみちリモコン機能などで電源が必要になるので、ここまでくると素直にプリアンプを導入しても良いのかもですけど、価格的には比較的廉価です。
似たようなものとしてはアナログボリュームではありますが、CreekのOBH-22もありますが、これだと価格的にもう「補助」ではないですね。
うちにもちょっと調子が悪くなってるものの、ortofonのパワーアンプ「PPA600」が眠ってるので調べてみたわけですが、それにはまずPPA600のほうの整備が先ですね。