MC20Sが届いた時はとにかく手持ちの残りで…という形でヘッドシェルとリード線を取り付けたので、そろそろ見直してみることにしました。
といってもヘッドシェルはトーンアームが対応できる重さに制限があるし、MC20S本体が結構重いので、ヘッドシェルは13g程度までしか対応できず、ひとまずそのままにしてリード線だけDL-103と入れ替えてみます。
ちなみにこれまでMC20Sに使っていたのはChord Company Carnival SilverScreenを使って作られたもの(写真左)で、DL-103は同じ作者さんのCello Stringsを使ったもの(写真右)です。
ちなみにCello Stringsは名前のとおり、マーク・レビンソン氏の興したCelloが出していたケーブルで、リッツ線を使ったものです。
これにハンダはS/A LABを使い、プラチナメッキのシェルチップを装着してあります。
両者をまるっと入れ替えて、MC20Sを装着して念のため針圧を再チェックして聴いてみます。
その前にスタビライザー装着でダストカバーを閉めた状態での水平を取り直したのもあって、双方の効果が合わさってしまってるところはありますが、それにしてもやはりCello Stringsは中高域が上品で流麗になりますね。
やや中域から中高域にかけて演出気味な艶が乗る傾向はありますが、少なくともCHORDよりは高域も伸びていて特性も改善されたようです。
あとは以前から気になっていた負荷インピーダンスの設定を再検討してみました。
本来は10Ωで良いのかな?とも思うのですが、何枚か再生してみて、やはりちょっと低域がズッシリと来る30Ωのほうが私には好みのようです。
ただそれも合わせると余計に音楽性に偏り過ぎていて、ちょっとクセの強い再生音になっている気もするので、市販のシェルリードも試してみたい気もしてきました。
そもそも予備が少ないので、うっかり断線させたりしたら困りますし…。
そちらについてはまた別途、記事にしてみようかと思っていますが、当面はCello Stringsの艶を楽しみたいと思います。