新たに導入したBL-99Vですが、調子は好調で音も不満なしですが、細かいことが気になる悪いクセでハウリングマージンがちょっと低いのが気になり始めました。
付属のインシュレーターは高さ調整可能でスプリングもかなり効いてるのですが、C-200Lのボリュームで10時くらい(10段階目盛りの3.5くらい)からハウリングが出始めてしまいます。
そもそもゲインが高いので音楽を聴く位置は8時(10段階目盛りの1.3)、高くても9時(10段階目盛りの2.0)くらいなのですが、ちょっと余裕が少ないですし、音にも影響が出る可能性があるレベルかなと。
原因はスピーカーとの距離が近い点、テーブルや台が響いてしまうことなどもありますが、レコード盤が吸着されてターンテーブルと一体化しているのと、その仕組のためにターンテーブルシートが使えないのも大きいと思われます。
当時マイクロ精機からはAS-1Vという吸着ターンテーブル用のドーナツ型のものが出ていたようですから、それに似たものをフェルトなどで自作するのも良いのかもしれませんね。
(写真は昔作ったフェルトのものですが、何処に仕舞ったかなぁ。)
根本的にはラックかなという気もしますが、ひとまずはなにか気軽にできる対策をということで、インシュレーターの下に防振素材を挟んでみることにしました。
大きさや音への影響が少ないものということで浮かんだのが、以前も使っていたピタフォームです。
元々、到着当初は吸着ポンプのほうで使っていましたが、そちらは通常の防振ゴムに替えて、レコードプレーヤーのインシュレーターの下に敷いてみました。
正直ほとんど効果がないかもしれないなぁと思っていましたが、ピタフォーム装着後は12時過ぎくらい(10段階目盛りの5.3)までボリュームを回してもハウリングが出なくなり、これならひとまず安心です。
MR-611の時は脚をsoundcare SS10に交換してあって、これはかなり効果が高かったような気がしてましたが、プレーヤーが違うし、SAECのトーンアームの感度が高いのもありますし、当時と同じ効果が出るかどうかは分かりません。
さらにプレーヤーの下にハーベスのスピーカースタンドの底板を置いてみました。
プレーヤーの台そのものを見直すべきなのでしょうけど、オモリ代わりになるかなと思ってやってみたのですが、低域がかなり強化されて音質改善はこちらのほうが大きかったです。
単なる木の板ではなく、底面に鉛が貼ってあるのでシールド的な効果もあったのかもしれません。
なお、ハウリングマージンに関してはほとんど変化はなかったですけどね。
本来ならフルボリュームにも耐えられるくらいにしたいところですが、それはやはりラックを変えるのが良いのでしょう。
幸い、ピタフォームと底板で音質面では改善したくらいですので、本格的なラック導入までの間はこの状態で使っていこうと思います。