昨夜は久しぶりにちょっと余裕があったのと、先日買ってきたジョン・コルトレーンのレコードがGrace F-8Lではちょっと物足りなかったので、フォノカートリッジを色々とっかえひっかえしてみることに。
まずはジャズならSHUREかな、ということでM97xEを。
ジャズではスウィング感がしっかり出ていて、ベースやドラムも乗りが良いですね。
以前使っていた時よりも良くなってる気がして、そのままクラシックも聴いてみますが、無難にこなすことはこなしてくれる印象です。
ただ欲を言えば音としてはよくまとまっているのだけれど、聴感上はややナローレンジな感じがして、いかにもレコードを鳴らしてます、という雰囲気が強まる気がします。
そのわりにはGraceと比べてスクラッチノイズはやや目立ち気味ですし。
で次はSUMIKO Pearlを引っ張り出してきました。
あまりに使ってないものですから、マグネシウムのヘッドシェルにサビ?のようなものが浮いていますし、接点不良になっていてハムノイズが出てビックリ。
そこは清掃でキレイになりましたが、音質的には木質系と言いますか、高域がこもりがちで響きばかりが強い印象です。
これもSHUREとは違いますけど、アナログレコードっぽさを強調するような気がします。
もちろんカートリッジだけの特質ではなく、組み合わせてあるヘッドシェルやリード線なども影響しているのでしょう。
以前はこういう、いかにもアナログレコード!という音が良いと思ってチューニングしていたように、今になって振り返ると感じます。
そこでお次はortofonの2M Redに交換です。
こちらは元々ヘッドシェルとリード線がセットで売られてたものですから、私の下手なチューニング要素が入っていません。
巷ではREGAのプレーヤーとトーンアームに合わせて作られているために扱いづらいような評価もありますが、他のプレーヤーでもトーンアームの手入れや高さ調整、テーブルシートの見直しなどをやっていけば、それにきちんと応えてくれる気がします。
これで針だけ2M Blueのに交換したら、もっと良くなるんだろうなぁ。
ということで、結局はGrace F-8L(それも三代目のやつ)に戻しそうな気もしますが、ひとまずサブのカートリッジにはortofon 2M RedとSHURE M97xEが残りそうです。
いや、他のカートリッジも処分するつもりはないんですけどね。