色んな製品を購入するたびに記事にしていますが、どうしても「その後」をレビューすることが少ないんですよね。
今年はそういうエントリーもできるだけしていきたいなということで、まずはオーディオアクセサリを総括して振り返ってみようかと。
導入した時はどれも思い入れがありますから、「良くなった、素晴らしい」と思うんですが、しばらく使っていくと粗が出てくるものも中にはあります。
逆にじわじわとその効果を再認識するものもあるわけで、そうした「良かった」ものをBest 3でピックアップします。
まず第一位はDALIのスパイクインシュレーターの「CONES/BC」です。
これを使う前にも東急ハンズの真鍮円錐を導入していてスパイクの効果は実感していましたし、同じ真鍮素材ですから正直そこまで違うとは思ってなかったんですよね。
でも実際には歴然たる差があって、低域も細りすぎずにしっかり締まりますし、その下の素材の影響をちゃんとシャットアウトしてくれます。
高さ調整できるおかげでガタがないのと、それに伴って4点支持できるのが効いているのでしょう。
第二位はMark LevinsonのRCAケーブルです。
これも購入前はそこまで期待していなくて、むしろ年代的に古いものですし、Nordostやinakusitkといった専業メーカーのものを置き換えるほどではないかなぁと思っていたんですよね。
しかし実際には特性云々を超越した音楽の温かみと言いますか、実体感を伴うサウンドにびっくりさせられました。
確かに世間の評判でもPCOCCなどの新しい素材よりもごく普通のOFCのほうが良いという評価もあるようですが、それにしてもここまでとは思いませんでした。
そして第三位はChordのスピーカーケーブル「Carnival SilverScreen Bi-wire」です。
それまではMONITORのCobra 6Sを使っていましたが、鮮鋭度は素晴らしいものの、Chordの音楽の楽しさを引き出す魅力とは方向性がだいぶ違います。
オーディオ趣味にハマりすぎるとどうしても神経質になってしまうところがありますが、さきほどのMark Levinsonとも共通してもっと和やかに楽しむコツを教えてくれる存在です。
逆に導入したものの、そこまででも…というものもやっぱりありますので、そちらも紹介しないと不公平でしょう。
最近のものだとChordのデジタルケーブル「Prodac Pro」がそんな代表例でしょうか。
別にケーブル自体が悪いわけではないんですけど、デジタルケーブルでは差が出づらいところもあるのでしょうね。
以前も書きましたが、ケーブルでの変化は少なからずあるものの、やはり機材の1/10程度にしておくのが良いのだと思います。
また、オーディオアクセサリについては、音の出口に近いほど効果が分かりやすいところがあります。
さきほどのデジタルケーブルや電源ケーブルなどはどちらかと言うと差が分かりづらいのかなぁという印象ですね。
もちろんこれも当たり外れや機材との相性などもあるかと思いますが。
逆に出口に近いおかげで変化は大きいものの裏目に出たパターンが御影石です。
低域のカブりが経るのは良いのですけど、直接スパイクを載せるとやはり石固有の響きが大きく載ってしまいます。
今は御影石自体は足場固めに使って、スピーカー寄りに木材やゴム系の素材を配置しています。
響きが乗りにくいという点では人工大理石のコーリアンボードをチョイスしたほうが良いかもしれません。
さらに番外編で効果の大きかったのが「片付け」です。
年末年始にスピーカー周りや棚に置いてあったもの、それに製品の箱などを片付けたんですけど、これが予想外に違うもので部屋の響きが素直になりました。
以前から壁面に布を貼ったりして工夫してたつもりでしたが、どうしても部屋の中のものは高域側ばかりを吸収してしまいがちですし、整理整頓はオーディオにとっても効果があるようです。
なにより片付けはお金も掛かりませんし、精神衛生上も良いから一番のオススメかもしれません。
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