今年に入ってからはオーディオ機器はだいぶ一段落してケーブルを中心に見直してきましたが、そうしたハードウェア面だけでなく地味な対策もちょっとずつ色々試しています。
そんな対策をメモがてら、いくつか取り上げてみようかと。(ネタ切れとも言う。)
まずは以前も紹介したケーブルインシュレーターですが、これは意外なことに割と効果アリな感じで、その後はウッドブロックを3つ組み合わせて「コの字型」のを自作して使っています。
空中に浮かせることによる効果というよりもケーブルの取り回しがスッキリすることによる要素のほうが多いんでしょうね。
特にうちの場合はパソコン周りの配線とも近いこともあり、この機会にこれをなるべく分離したのも功を奏したのだと思います。
またもう一つ大きな効果だったのがスピーカー背面の壁にカーテンを吊るしたことです。
これまでもフェルトやデニム生地を吊るしていたんですが、カーテンは平面的でなく折り目が入ってるから吸音効果も高いのでしょうね。
これもうちに限定したことだと思いますが、リビングの中でスピーカーの背面の壁だけがコンクリートそのもの(薄いクロスは貼ってあるけど)なのでライブすぎる部分を抑えてくれたのもあるでしょう。
壁という点では側面には絵を貼ってありますし、対面はさきほどのデニム生地などでなるべく平行面を作らないようにしてあります。
壁のチューニングは勘でやったわけではなく、先日ゲットしたRolandのUA-1EXとPC用ソフトのMySpeakerによる計測によるところが大きいです。
測定した周波数特性から30cmと90cmの定在波があるという結果が得られたんですよね。
30cmは背面だと推測できましたし、90cmはどうやら手前のキーボードを置いてあるテーブルと側壁かなと。
なおテーブルは不織布を敷いて、その上にキーボードを置くようにしました。
他にも夜の照明を蛍光灯からLED電球(これもノイズは少し出ますが)にしたり、その電灯にフェライトコアを取り付けたり、スピーカースタンド部分のピタフォームを取り去ってフェルトを追加したりと細かなこともやってますが、やっぱりいちばん効果が大きかったのは上に挙げたカーテンですね。
あと、エージングが進んだのか、先日変えた電源コード変更も思った以上に効果がありました。
ケーブル自体の変化もあるのでしょうけど、ケーブル内でのアースの取り扱い方の違いも関係しているのかもしれませんね。
そんなこんなの積み重ねで、機材はさほど変わらないものの、自分なりにずいぶんまとまった音を奏でてくれるようになりました。
そうなったらなったで「次の一手」を打ちたくなのが悪いクセですが、以前よりはのんびりペースで向き合えるようになった気がしますし、たくさんの音楽に癒やされつつ楽しみたいと思います。
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