MacBSの日常生活的日記

球形ユニット搭載スピーカー

村田製作所から、球形ユニットを搭載した
トールボーイスピーカー「ES301」が発売されるそうで。
受注生産で、お値段は「クロウルシ仕上げ」が499800円、
「ワインレッドピアノ仕上げ」が531300円だそうです。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040910/murata.htm

ツィーターが80mm径のセラミック球形ユニットで、
ウーファは100mm径の平面ユニットを3機搭載した、
2ウェイ4スピーカーシステムとのこと。

また、ウーファ部には「渦流抑制ドライブ方式」というものが
採用されているそうです。

これは通常、振動板の端で渦巻きのような空気の流れが生じるのを
回避する手法で、中央の1基をメインウーファにして、
その上下のウーファの音波を押し出す速度を変えることで、
メインウーファの渦流を打ち消すんだとか。

でも、その上下のウーファで生じた渦巻きは、どうするんでしょうね??
もう少し詳しい技術資料を見てみないと、何とも言えませんが、
以前、PIONEERから出ていた平面同軸スピーカー
「S-F1 Custom」のユニットに似たような構造にするか、
もう少し多くのユニットを使う必要があるような気もしますです。

また、「音波を押し出す速度を変える」のを、
パッシブネットワークあたりで実現してるとしたら、
時間軸再生の上で、別の問題を抱えることになりますし…。

とはいえ、背面に渦流ドライブと通常ドライブを切り替えるスイッチが
付いてるそうなので、それで効果は確認できるようです。

ちなみに、このスピーカーに関連して、特許が59件も
出願されているんだそうです。
元気のないオーディオ界にあって、「やる気」を感じさせるスピーカーでは
ありますね。

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