茶楽音人ブランドから新しいカナル型イヤホン「Donguri-鐘(SYOU)」が11月下旬に発売予定だそうで。
御存知の通り、茶楽音人は音茶楽のエントリー向けブランドで製造コストを抑えつつ、独自のトルネード・イコライザの魅力を存分に活かしたコストパフォーマンスの高いイヤフォンを出しています。
今回の鐘はDonguri-楽(RAKU)よりも音茶楽ブランドのDonguri-欅(KEYAKI)により近づけたモデルだと思われます。
欅は名前の通りリア/フロントキャビネットを欅とステンレスで構成していますが、これを鐘ではアルミに変更したんだとか。
ちなみに内部は天然素材でダンピングされるそうですが、ここの詳細は不明です。
従来から発売されている「楽」でもその独特の音場感などは引き継がれていて、プラスチックっぽさはあまり感じなかったものの、箱鳴りはそれなりに活かした形でまとめてあったのは以前お借りして試聴させていただいた経緯があります。
今回はここをアルミにしたことで、Flat4で言えば「粋」や「玄」に近いような位置づけかと。
お値段も茶楽音人ブランドでは上位モデルですから、店頭予想価格で25,080円前後のようです。
もう一つの変化点がイヤーピースで、これまで通りComply T-200のMサイズイヤーピースが基本で本体に装着された状態で出荷されますが、これ以外に3サイズ(S/M/L)のシリコン製SpinFitイヤーピースが付いてくるんだとか。
このSpinFitイヤーピース、ダクト中心部にくびれがあって360°自由に回転する構造になってるもので、これに交換することで高音域の好みを選ぶことが可能になりそうです。
Donguri自体がちょっと独特の音の世界観がありますし、お値段も「楽」ほどの気軽さはなくなりましたが、気になる方はぜひ試聴されてみると良いかと思います。
かくいう私もぜひ聴いてみたいものですが、出展される予定の10/25~26の「秋のヘッドホン祭 2014」や11/8~9の京都中央郵便局での試聴イベントには行けそうもありません。