スパイク受けを交換したり、スピーカーの下にヒッコリーボードを敷いてみるのを試していたりして(それはまた後日書きます)、サウンドアンカーのスピーカースタンドのスパイクが緩んでいることに気づきました。
スパイクの緩みはスパナで締めて音がガラリと変わったのですが、これが高域のキツさが気になるキッカケになりました。
緩み対策としてバネワッシャーを入れてみようともしましたけど、これをやると余計に酷くなって外しましたが。
前後に結構色々とスピーカー周りも含めて変更していたので、どれが悪因なのか特定するのにとても手こずりました。
まずはスパイクを外して直置きしてみましたが、これだとキツさ以前に音がゴチャッとしてしまい、全くダメです。
そこでスパイクを再装着して鹿革をスパイク受けのSPU4の下に入れましたが、これも鈍らせるだけで根本的な解決にはなりません。
なにぶん鮮度の高い音が実現できているだけに、鮮度を保ちつつキツさだけを取り除くのは至難の業です。
根本的にはやはりスパイクに問題はあるのでしょうけど、サウンドアンカーに使われているM10のねじ込みスパイクは選択肢が非常に少ないのが、さらに解決を難しくしました。
ちなみにM10のスパイク候補になるのは、J1 Projectのスパイク(本来はM8)と同社がラインナップしているサイズ変換ネジ、それから山本音響のラック用スパイク、そしてスパイク受けとセットになりますがT-Propといったところです。
試行錯誤の過程でCDプレーヤーの電源をクリーン電源経由から壁コン直(電源タップ経由)にしたり、同じくCDプレーヤーのタンピングパッドを外したりして、瑞々しさが向上しましたが、根本的な解決には至りませんでした。
そもそも程度の差こそあれ、レコードプレーヤーでも同一傾向でしたから、CDプレーヤーが主原因ではないわけですからね。
ここまで来るともう機材まで疑ってみたり、昔作った自作の調音パネルを壁に貼ってみたりしましたが、最終的に辿り着いた原因はプリアンプのウッドキャビネットとヒッコリーボードの間に挟んでいたタンピングパッドでした。
これによって音がドライになり、カサついた高域が耳にキツく感じたようです。
高域のキツさというとどうしても歪みが出ていると推測してしまっていたのですが、こんなところだったとは想定外でした。
順序としてはラック導入前だったのもあり、ラック導入によってさらに軽減されましたから、テーブルや壁、床の反射なども関係していたとは思いますが、結果的には事前に悪因を排除できて良かったかと。
もちろんダンピングパッドが全面的に悪いわけではなく、以前から書いているとおり、メカの振動吸収などには効果的ですし、機材との相性もあると思います。
ラック導入後は先日も書いたとおり、レコードプレーヤーのハウリングマージン改善の目的でJ1 ProjectのマテリアルAダンピングパッド「A50R-J/4P」のみを使っています。
現状はちょっと余った形になっているJ1 Projectのダンピングパッドですが、配置換えなどでまた有効なパターンも出てくるでしょうし、大事に保管しておこうと思います。
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