ABA(今のサンシャイン)のレコードスタビライザー「MAS REFERENCE」を入手してみました。
スタビライザーはすでにマイクロ精機と山本音響工芸などを持っているのでもう必要なさそうな気もしますが、理由は2つあります。
ひとつめはEPシングル、いわゆるドーナツ盤でも裏返して使えばアダプタを避けた形で載せられるという点です。
うちはあんまりEP聴かないですけど吸着もEPアダプタの密着度が良い時じゃないと効きづらいのでその補助にもなるだろうなと。
もうひとつはターンテーブルシートを使って吸着しない場合にパッキンで若干浮いてしまうため、軽めのスタビライザーがあっても良いだろうと。
山本音響工芸も380gですが、MAS REFERENCEは250gとさらに軽いです。
サイズは結構大きいのでマグネシウムが軽いんでしょうね。
周りのゴムリングみたいなのもあるので若干大きすぎてヘッドシェルによっては内周でぶつからないか若干心配ではあります。
肝心の音傾向ですが、あまり抑圧された感じにはならないようでそこは安心しました。
少し重心は下がって余韻はややデッド寄りになるのはスタビライザーでありがちな方向性です。
定位もややタイトになる方向性でした。
吸着時も試しに載せてみましたが、こっちはないほうがバランスが良さそうです。
載せないと少し膨らむがブライトな感じになり、載せるとタイトになるので少し神経質になり過ぎる印象で横の広がりが狭まります。
肝心のパッキンの浮きはこれまた軽いShizukaのシートだとじゅうぶんに沈めきれない感じで、そこはやや期待外れでした。
うちのプレーヤーは意外とフローティング系の脚なので、あまり重いとプレーヤーの水平調整、シートによってはアームの高さ調整も必要なので、頻繁に違う設定にするのはやや厳しいかも。
最近入手している盤は微妙に反ってるのが多めなので、とりあえずしばらくは吸着優先のセッティングにしておこうかと思っています。
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