AccuphaseからCDプレーヤー「DP-430」が3月上旬に登場予定だそうで。
DP-410の後継に位置づけられるので、SACD再生機能こそないものの、USB入力を含めたDACが強化されているようです。
DP-410はPCM1796搭載で24bit/192kHzまでのPCMのみの対応でしたが、今回はAK4490EQを積んで32bit/384kHz、11.2MHzまでのDSD(ASIOの場合。DoPは5.6MHzまで)に対応します。
そういう意味ではドライブが対応してないだけでSACD相当以上のDACは積んでることになりますね。
MDSも健在で、片ch辺り2基のAK4490EQを使って4個並列としています。
他社がディスクリートやDSPで来てますし、今後はまたそっちに復活させてくるかもしれませんが、エントリークラスでは順当な選択でしょうか。
ただDP-410もそうですが、内部を見ると「基板はこれだけ?」と思ってしまうのは仕方ないところでしょうか。
今回のDP-430はまだ分かりませんが、電源部やUSB-DDCを強化・分離するとかするか、もしくは少しコンパクトにしても良いのかなと思ってしまいます。
なお、今回はANCC(Accuphase Noise and Distortion Cancelling Circuit)なるものを搭載してるんだとか。
AAVAもそうですけど、昔のAccuphaseは「なんとか回路」みたいな宣伝文句は多用しなかったんですけどねぇ。
効果はもちろんあって、しっかり仕上げてくるんだと思いますけど、ちょっと方向性が変わってきたのかなと感じます。
設計者も若手に移行しているようですが、それ自体は悪いことではないと思いますけどね。
ちなみにトランスポート部はDP-410を踏襲してるそうで、むしろそっちが今後の課題になってきそうな気もします。
ややネガティブな書き方になりましたが、単体DACも他社を含めてなかなか良いものがないわけで、USB入力だけでなく、同軸(24bit/192kHzまで)、光(24bit/96kHzまで)もあるので、むしろそちらの用途を主体に考えると魅力も増すかも。
お値段はDP-410から据え置きの33万円(税別)だそうですし、最新のDACをお探しの方には良い選択肢になるかと思います。
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